次の One more thing を作るのは私たち自身
Apple の創業者であり、特異なイノベーションで世界を牽引してきたスティーブ・ジョブズ氏が亡くなりました。
私が子供の頃、初めてコンピュータを触れたのも、その後プログラミングを学んだのもAppleの製品でした。
わくわくしながらモニターをのぞきこんでいたあの頃の気持ちは、いまでも新しい iPhone やテクノロジーに触れるときに感じる気持ちと変わりません。そしてスティーブはその新しい世界の最先端を切り開いてきた人でした。
死去のニュースをきいて、最初に思ったのは「ああ、僕らはみんなスティーブになりたかったんだ」ということでした。
世界的な企業のトップになりたいとか、大富豪になりたいということではありません。新しいテクノロジーでわくわくするものを世界にもたらすこと、世界をよりよい場所にする発明をもたらすこと。そうして成功してもなお、“Stay foolish、Stay Hungry” と言えること。
そんな彼に、私たちはあこがれ、時にはいらだち、でも目を離すことができず、否応なしに魅了されていたのだなあと思ったのです。
次の One more thing を作るのは私たち
スティーブは私たちのもとを去りました。彼がステージの上で「そして One more thing があるんだ…」と悪戯っぽく口にすることは二度とありません。
でも時代の歩みは止まりませんし、テクノロジーであれ、どんな分野であれ、世界をよりよいものにする One more thing は生み出される時を待っています。
次の One more thing を作るのは私たち自身です。
それは iPhone や iPad のような発明かもしれませんし、新しい著作、人を感動させる音楽、誰かの人生を変える小さな一言かもしれません。しかし私たちが全員がそれを追い求めることで、世界はちょっとだけ良い場所になるはず。そう信じています。
Thanks you Steve Jobs for making the world a better place. We will continue in your footsteps to make insanely great stuff. May you rest in peace.