Saturday, 31 July 2010 · GTD
Mac で GTD を実践している人にとってはいわずとしれた OmniFocus の iPad 版、OmniFocus for iPad がリリースされました!
OmniFocus for iPad はリリースされるまでに時間がかかりましたが、それは単に iPhone 版のアプリを大きくして、iPad で使いやすくしたものを作るのではなく、iPhone では不可能だったワークフローを開発することに焦点があてられていたからです。
実は先月から OmniFocus for iPad のベータ版を利用させていただいていたのですが、机の上に iPad を置いて、iMac の横でタスクをつぶしながら仕事をする流れが非常に気持ちよく、まさに決定版!という気がしています。
いくつかスクリーンショットを見ながら機能をまとめておきましょう。
横向きに OmniFocus をみた場合のビューがこのようになります。左カラムは OmniFocus の特徴である「プロジェクト」「コンテキスト」「パースペクティブ」といったタスクの見え方に1タップでアクセスできるようになっています。
右側はプロジェクトビューになっていますが、プロジェクトと、それにぶら下がっているアクションを一望することができます。
縦置きにした様子がこんな感じです。左右にぶち抜きになっているのは個々のアクションで、インデントされているのはプロジェクトやサブプロジェクトです。最初この左右ぶち抜きは気になったのですが、「GTD の Do のフェーズで最も重要なのはアクションだ」ということを思い起こせば、このデザインは自然に感じます。
また、右上のアイコンから「新規プロジェクト」「新規フォルダ』などを加えることができるだけでなく、プロジェクトを長押ししているとさまざまなコマンドが表示されて、「階層の移動」などといった、iPhone ではできなかった操作が実現されています。
アクションやプロジェクトの入力など、iPhone では煩雑だった作業も iPad では非常に楽になっています。たとえば上のビューでは、タスクの入力や添付ファイルをつけるといった作業が1タップでアクセスできるようになっています。
特筆すべきがこれ。週次レビューのプロセスがかなり楽になっている点です。たとえば「一週間以内にレビューする」というパースペクティブを用意しておいて、そのなかにあるプロジェクトやアクションにそれぞれ「これは続行」「これは切り捨て」という具合にタップ一つでレビューを実行できます。
OmniFocus for iPad はそれ自体がまったく新しく開発されたアプリですので、値段も 4600 円とそこそこしますが、一日にセーブできる手間を 100 円で買っていると思えば1ヶ月半でもとがとれるような気がします。
実際に動作しているところは Omni Group のウェブサイトに動画 がありますので、こちらも御覧ください。
これから数週間のあいだ、ちょっとディープにこのアプリを使い込んで、随時レポートしていきますね。
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Friday, 30 July 2010 · Life
ここ数日、私は子供の頃から当たり前のようにいた、尊敬していた親戚が急に他界したことで、呆然となっていました。仕事をするにしてもどこかで気持ちが離れてゆきますし、一人になると、昔のことばかりが思い出されます。
直接的な悲しみだけでなく、その人がいないという「不在」の感覚がどうにも承服できない、いてもたってもいられない感覚がずっとつづいていました。
そんななか、How Stuffs Works の記事 の中で「死」というテーマそのものにあてられた「Thanantology」という学問と、アーネスト・ベッカーという心理学者の話題を読むことで、すこしだけ、この「不在」の感覚に意味を与えられる気がしているところです。
生きていれば誰でもいつかたどり着く最終地点の話題ですので、ここで紹介してもよいかなとおもってまとめておきます。
アーネスト・ベッカーと「死」の学問
Thanantology は人間の死にまつわる学問で、社会的レベルから個人的なレベルまでそれがどのように本人、そして家族に受容されているかを研究する学問です。たとえば家族がどのように悲しみと向きあえばよいのかといった「グリーフ・ワーク」にまつわる話題などが学問対象になります。
あるいはたとえば最近は多くの人が病院でなくなり、家でなくなることがなくなったことで死生観が変化しているという話を聞いたことがあるかと思いますが、これがもたらす死へのアプローチの変化も Thanantology の学問領域になります。
この学問の一つのテーマに文化の視点でとりくんだのがアーネスト・ベッカーという心理学者でした。
彼は著書「死の拒絶」において、文化や娯楽が人間の本質であるというよりは、やがてくる死から目をそむけるための気晴らし、気を紛らわせるためのものであるという文化論を展開してピューリッツァー賞を受賞しています。
我々はいずれやってくる「死」というピークにむかってゆっくりと登っているローラーコースターに乗っていて、文化はその両側に据え付けられたテレビのようなものだと彼は比喩で語ります。しかしその気晴らしも完全ではないため、戦争や暴力といった形で潜在的な焦燥感が開放されると、彼の説は続いていきます。
その部分の記述は学問的には面白かったのですが、むしろ目を引いたのはそれに続く記事の解説でした。
Becker’s field of study — referred to as the psychology of death– does suggest a worst way to die. Since culture has the potential to distract us from confronting death, it can lead us to waste our lives. The worst type of death, according to Becker’s theory, would be one that followed an insignificant life.
ベッカーの学問によれば、もっとも不幸な死に方とは文化や娯楽などによって無駄に機を紛らわされるだけで終わった人生だということが言える。最も不幸な死とは、「無味乾燥な人生」にひき続くものなのだ。
この段落は、今の私にとって一種のなぐさめとして読むことができました。というのも、他界した親戚は若くていらっしゃったのですが、非常に立派でたくさんの思い出を残してくださった人なので、そのことが雄弁に彼の人生について物語っているからです。
そしてこの段落はまだこれから生きてゆく自分に課題を与えてくれます。よく生きるとは? 娯楽はどこまでが善で、どこからがただ人生を無駄にしていることになるのか? 自分はどのように最後を迎えたいか?
WineLibrary.tv のゲイリー・ヴェイナーチャックが著書「Crush it! (邦訳「ゲイリーの稼ぎ方)」 のなかで語っている言葉に「Legacy always beats Currency」というものがあります。
「どんな遺産を残すか」は常に「お金」に勝る。だからお金の稼ぎ方も遺産(物質的な遺産というよりは、思い出や生き方を通して残す遺産)を意識して行おうというわけです。
ずっと意識していましたが、このブログのテーマには「手元から人生を変える」というものがあるのですが、この「人生」を仕事人生や直近の楽しみに限らず、もっと射程を伸ばすべきときがきているのかもですね。
p.s.
と、きれいにまとめてみても、いなくなった人にもう一度会いたい、もう一度声を聞きたいと思う気持ちとは別なんですよね…。言葉になりません。
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Tuesday, 20 July 2010 · Facebook
会ったことある人、家族、友人を中心にフォローする目的で Facebook にもアカウントを持っている のですが、アメリカの古い友人からたまに非常につまらない Facebook アプリを使わないか? というリクエストがやってきて困っていました。もう20年近く会っていない友人との旧交をあたためるのに Farmville はないですよね…。
こうしたFacebookアプリをまとめてブロックする方法 が Digital Inspiration で紹介されていました。
右上の「アカウント」のタブから「プライバシー設定」を選択
「プラットフォームアプリケーションの利用を停止」をクリック
この方法をとると、設定ページで表示されているアプリの他、ウェブサイトでクリックできる「いいね!」ボタンもクリックできなくなってしまうという副作用がありますが、そもそもあの「いいね!」ボタンは Facebook に力を与えすぎだという思っていたので、この設定も悪くはないと思っています。
Farmville だとか Frontierville だとか、変なアプリのリクエストに悩まされている人は利用してみてください。
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Tuesday, 20 July 2010 · Moleskine
先日の GTD セミナーでちょっとしたサプライズがありました。モレスキンの日本代理店であるカファ有限会社から、新発売のモレスキン Volant の XS サイズ が参加者全員にプレゼントされたのです! ありがとうございますー!
Volant というと、表紙のビビッドなカラーが特徴的なノートブックですが、サイズはこれまでいわゆる「ポケットに入りにくい」ポケットサイズとラージサイズの2種類のみでした。今回発売された XS は正真正銘胸ポケットに入る大きさでありながら 54 ページというボリュームのメモ帳です。
モレスキン手帳の「ポケットサイズ」だとちょっと手からはみ出してしまう、という女性の方に特におすすめのサイズになっています。
さあ、あとはこのサイズでハードカバーのモレスキン手帳(ゴムバンド付き)が登場したら豆本みたいでかわいいのですが、どうでしょう。
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スキャナーを画像のために最後に利用したのはいつでしたっけ…?
それほどまでに、スキャナーはもう文書を保存する目的で利用することが多くなっています。そんななか、手持ちのスキャナーから直接 Google Docs / Evernote にアップロードしてくれる Scan Docs なるアプリが Digital Inspiration で紹介 されていました。
Scan Drop を使えば、プリンター自体にオンラインサイトへのアップロード機能がなくても、こうした作業をまかせることができます。ページの入れ替えや回転もできますので、フロントエンドとして使うのには便利そうです。スキャナーのための eye-fi と考えるといいのでしょうか。
以下に動作をまとめたビデオがありますのでご紹介しておきます。
そういえばめずらしく Windows のアプリの紹介ですね! 使う頻度が少ないだけで、使わないわけではないのです。
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Tuesday, 20 July 2010 · GTD , event
暑い中おおぜいの方にご来場いただきまして、Lifehacking.jp GTD セミナーを無事(?)に開催することができました。
「?」が付いたのはちょっとプログラムの流れに予想外のハプニングがあったためで、一瞬頭が白くなりかけたのですが、ライフハック心理学の佐々木さん と@kazumoto さんが見事なフォロー をしてくださって事なきを得ました。いやはや、面目ない。次回からはもうちょっと注意することしますね!
今回のセミナーは「GTD とは何か?」という話でもなければ、「GTD のためにどのツールを使うべきか?」という話でもなくて、2つのツールを通して「どのように GTD を実践する?」という部分に少しでも光を当てたいと日頃考えていたことをすべてスライドにしたものとなりました。
そしてスライドを作っているうちに気づいたのは、私はここ最近、ずっと「受信箱 / Inbox」の話ばかりをしているのだな、ということです。
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Wednesday, 14 July 2010 · Books
すでに各所で話題になっている「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」が、実はプレゼンの本でありながら最近読んだ中で最もよい啓発書でした。
日経BP社から献本でこの本をいただいた時点では、正直なところ面白いかどうか、自分に役立つものであるかどうか半信半疑でした。
というのは、私はスティーブ・ジョブスを神格化するつもりは毛頭なく、彼には彼のプレゼンのスタイルがあり、非常に魅力的であってもそれは私が真似すべきものでも、必要としているものではないと考えていたからです。
本を開いてみて、その疑念はまったく気持ち良い形で打ち砕かれました。
本書は表面上はジョブスのプレゼンを詳細に分析して、その結果どうしてあれほどつよい印象を聴衆に与えることができるのかを解説する体裁をとっています。しかし実際には、この本の根底のテーマは「どうすれば自分の情熱で世界を変えられるか」という、夢をかなえるための魔法を解き明かすこと にあります。
たとえば最初の章が「ストーリーを作る」と題されていて、スライドを一枚も作る前から、プレゼンが果たしたい目的、聴衆に納得させたい物語、自分を(良い意味で)正当化するためのメッセージを作っておく重要性についてまとめてあるのは当然のこととはいえ、とても新鮮な感じがします。
ジョブスのプレゼンがなぜ 10 分単位で行われるか、服装が決まっている理由、小道具やステージの利用の仕方、ヘッドラインの作り方など、具体的な内容も数多く書かれているのですが、その説明がつねに一つの哲学、「どうすれば自分の情熱で世界を変えられるか」というポイントから離れないのがこの本を読んでいて心地よいところです。
プレゼンが、アイディアを完成させる
どんなに大きなアイディアがあっても、それを世界に届けることができなければ、それはまたひとつアイディアの三途の川に積み上げられた小石にすぎません。そしてそうした小石は無数にあるのです。
「これは良いアイディアなんだから、みんながわかってくれないのはおかしい」
そんな甘い考えでは、世界を変えることはできないと、本書は教えてくれます。むしろ、すばらしいアイディアはすばらしいプレゼンテーションを伴ってこそ、世の中に広がってゆく という当然のことを、もう一度心に刻み込んでくれます。
本書は 400 ページをこえる厚さですが、興奮して一気に読むことができました。下手な自己啓発書よりもずっと気付かされることが多かったように思います。
しかも解説は Evernote の CFO @hokayan です。「愚直であれ」という言葉で締めくくられるこの解説も、どこかへこたれた感じのする日本への強いエールになっていていいですね。そう、プレゼンにヒントはあっても近道はありません。そして表題にも書いた通り、人生もプレゼンそのものなのです。
人生を変えたいなら、自分をプレゼンテーションする方法を学ばなくてはいけない。そこまで掘り下げて読めるなら、その読者は幸いでしょう。おすすめの一冊です!
難点など
唯一の難点は、あきらかな誤訳や、安易な訳に逃げた箇所や、音読していればさけられたはずの日本語の間違いが少なからずある点です。
“We’re here to put a dent in the universe” を「宇宙に衝撃を与える」と訳すのは言葉が足りない気がしますし、p.31 の「レオパードからリードを外す」「アップル、iPod を詰める」はまったく意味をなしていません(原文は、”Unleashes Leopard” つまり「Leopard を解き放つ」と、”Apple Shrinks iPod” 「アップル、iPod を縮小する」)。
細かい点を気にせずに一気読みするか、あるいは Kindle ストアで英語の原文を買って読むのがおすすめです。
p.s.
…というアマチュアなコメントを書いたら翻訳されたプロの方から実にもっともなご返答 が! 私の仕事でも翻訳はよく行いますので、この思考過程がとても大変なのはよくわかります。そしてその流れをここまで示してくださったのに大変感謝です。
記事にバランスは必要とはいえ、あまり細かい話を安易に指摘をしてはいけませんね…。というわけで反省。
私の茶々入れなど関係なく、本は Amazon.co.jp の総合トップ 10 に堂々と君臨し続けていますので読むが勝ちです!
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Saturday, 10 July 2010 · iPad , iphone
iPhone や iPad を外部ディスクのようにマウントして、写真、音楽ファイルを取り出したり、ちょっと追加できるとちょっと、いや、かなり便利なことがあります。
これまでこうした用途には iPhone Exploror を利用してhいましたが、おなじ会社 から魅力的な代替アプリ、Phone Disk が発表されていることが本家 Lifehacker で紹介 されていました。
iPhone Exploror の場合、ファイルをやりとりするインターフェースが若干不自由な面がありましたが、Phone Disk では iPhone / iPad はふつうに Mac 上のディスクとしてマウントされます。
デバイス内に存在するファイルを別のアプリで開いたり、編集したりすることも可能ですので、特に iPad にまつわるさまざまな面倒なファイルのやりとりのストレスを軽減してくれます。
唯一面倒かもしれない点は、Phone Disk をタスクバーに常駐させておかなくてはいけない点で、すでに常駐サービスが多すぎるわたしなどは、ちょっと整理する必要があるかもしれません。
Phone Disk は九月までは無料のキャンペーン中です。ためしてみたいという方はアプリをダウンロードすると同時に、無料のキャンペーンのライセンスキーを手に入れてインストールしてください。
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Tuesday, 6 July 2010 · Mac OS X , Mail
こ、これはどうやって実現しているのかという背後の技術にも興味がわいてきます。
Mac OS X の Mail.app の検索を 200 倍近く高速化するだけでなく、さまざまなクエリーで検索可能にするプラグイン Rocketbox について Hawk Wings 経由 で読みました。
Rocketbox は Mail.app に特化して、ワイルドカードによる検索や、フレーズによる検索、cc/bcc の有無、人物検索、そしてその組み合わせを実現してくれます。その速度たるや、Spotlight の速度も凌駕するというのですからすばらしいものがあります。
これが実行中の画面で、受信箱ごと、添付があるかといったフラグごとにメールがまとまって表示されているのがわかります。
こちらが使用できるクエリーの一覧です。これまであったような気がしていましたが、実はできなかった高度な検索が実現しています。きっとこうした機能をメールに特化させて作っている分だけ高速化しているのでしょう。
Rocketbox は $15 程度の有料プラグインですが、さて、それだけの価値はあるでしょうか。もしあなたが Mail.app を中心に利用していて、膨大なメールがあるために検索にラグを感じるほどなら、Rocketbox は買った瞬間から時間を節約してくれるはずです。
今後はドメインによる検索や、アクションへの対応など、開発は続けられる予定だそうですので、Mail.app ファンの人はかって損はないと思います。
Rocketbox: Powerful e-mail search for Apple Mail
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Monday, 5 July 2010 · iphone
iPhone 4 の予約が1時間遅れただけで、発売日当日には入手できずにいたのですが、やっと手に入れることができました!
フォルムが変わり、液晶が美しくなったということはすぐわかりますが、それ以外では iPhone 3GS に対する違いがわかりにくいのが iPhone 4 のように思えます。しかししばらく利用してみて、なるほど、これはある意味「すべてを変えてゆく」端末だと納得することができました。その理由について軽くまとめておこうと思います。
Retina Display の意味
肉眼ではピクセルを捉えられないという Retina Display ですが、たしかに eBook をみるときや、写真をみるときの美しさにはため息がでます。カメラの性能では iPhone 4 を上回る機種もあると思いますが、iPhone 4 の液晶があまりに高画質ですので携帯の画面上で見る分には iPhone 4 が他を圧倒しているようにみえてしまいます。
しかしこの高解像度の液晶がもっとも効果を発揮しているのが Safari でウェブページを閲覧している時です。以前ならにじんで判別がつかなかった文字が、はっきりとは読めないまでも「ここにある記事はきっとこの話題」と当たりがつくところまできています。
実はこれは新聞をよむときと同じで、私たちはざっと見開きのページを目でスキャンして、興味をひく記事を探しています。これが iPhone 4 で可能になったのです。ニュースサイトを全画面表示していても、天気予報の小さなアイコンが判別できるのは、液晶に向かうときの期待感を変えてしまったわけです。
特にツイッタークライアントなど、大量の文字情報があるアプリはこうした効果を最大限利用するはずです。
512 メモリの挑発
iPad 上に Pages / Keynote が登場した際には、私は Apple のエンジニアがこう言っているのを聞いた気がしました。「この端末は iPhone とは違う。iPhone の UI にとらわれる必要はないんだ。さあ、なにを作る?」と。
今回 iPhone 4 用に iMovie が登場した際にも、別の言葉を聞いた気がしました。「もうメモリの制限を考えることはない。さあ、3GS 以前の iPhone はレガシーだと思って、次のすごいアプリを開発しよう」
そう考えてみると、「iPhone 4 らしい」アプリの登場はまだまだこれからといえそうです。iMovie をさわっていると、なんでも可能ではないかと思えてきます。
ネットワークスピードの格段の向上
Daring Fireball で指摘されている ように、iPhone 4 のネットワークの速度はダウンロードで 3GS の倍程度、アップロードスピードはさらにスピードアップしています。
iPhone 4 でウェブを閲覧していると、非常にきびきびとページが標示されますので、これまでの iPhone でのブラウジングに必要だったほんの少しの忍耐がまったく要らなくなっているといえそうです。
小さなことに見えますが、ユーザーがネットと触れる時のハードルが半分に下がっているのですからこれは大きな変化です。
「すべては変わる」か?
単にスペック上の話なら、同等以上のスマートフォンが Android にもあるという人もいるかもしれませんが、Android がプラットフォームであって、iPhone は端末でありプラットフォームであるという違いを考えに入れなくてはいけません。
同じプラットフォームのなかでも、スペックの違い、発売時期の違いによってある程度の Fragmentation 断片化がおこるのは仕方ありません。しかし次々と発表されてゆく Android 携帯に対して、iPhone はモデルが数種類しかありませんのでこの断片化が Android 携帯群よりもゆっくりと起こります。
そして iPhone 4 は上記のスペックで早くも 3G / 3GS をレガシー化しかねない勢いです。もし iPhone 4 への移行がこのまま順調に進み、かつこのスペックをフルに活用するアプリが今後増えるなら、「すべてはもう一度変わってゆく」ということになるでしょう。
とはいえ、Android 陣営の追い上げも激しいものがあります。来年のいまごろ、戦局がどうなっているかはわかりませんね…。仕事の相棒であるスマートフォンが進歩するのは非常に歓迎しますが。
iPhone 4 をお持ちの方、どう思いますか? iPhone 4 は十分に 3GS との違いを打ち出せていますか?
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