仕事をしながら運動ができるFlexiSpotデスクバイクはありかもしれない

エアロバイクといえば部屋のなかでじゃまになる運動器具としていまいち食指が動かないのですが、これだったらありかも?と思わせる製品がありました。

ロングテールや、Freeなどの著作で知られるほうのクリス・アンダースン氏が、新しいデスクバイクを買ったというつぶやきをしていて発見したのですが、パソコンを置くことができる平面、アームレストがついた、スタンディングデスクにもなるものです。

https://twitter.com/chr1sa/status/987191159607799808?s=12

「これをみて笑った人も、僕が150歳になってまだまだこれを漕いでる頃になって後悔してもおそいぞ」という冗談つきのつぶやきですが、なかなかにデザインもよく、こなれた製品ではないでしょうか。

エアロバイクを買う気がおきないのは、乗っている間しか価値のないものが部屋の片隅にあることです。これならば、漕ぎながらちょっとした仕事もできます。

外に出て運動をせずに、仕事をしながら自転車をこいでいると考えてしまうと世も末な気がしますが、パソコンでコーディングをしながらランニングをするというはアメリカではけっこう人気があり、集中力が増す、適度に考えが進むと評判もいいのです。

私はEvernoteの本社を訪問した際にも、こうしたデスク付きのランニングマシンの部屋があり、数名のエンジニアがゆるやかに歩きながらコーディングをしていたのをみたことがあります。なにも常に利用するものではなく、ちょっと気分を変えるために30分だけ使ってみたり、本当に仕事に集中するのではなくて書類に目を通しながら歩いたりといった使い方です。

このデスクバイクも、負荷の高い運動をするためというよりは、ゆったりと下半身を動かして歩いているような感覚をもちながら、簡単なコーディングの仕事や執筆をするのに向いているのでしょう。

日本でもいちおう売られてはいるようですが、仕事場でこうしたものが使える部屋があるのが理想的ですよね。あまり音もしないようですし、コワーキングスペースの一角においてあったら使ってしまうかもしれません。

現物を触ることができたら、また報告したいと思います。

 

 

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。