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7つの習慣、GTD に次ぐ第三の潮流、4HWW



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このブログを始めた一つのきっかけは、価値観に根ざした習慣である「7つの習慣」と、日常のタスクマネージメントに密着した「GTD」のバランスこそが今後非常に重要になるだろうと思い、それを両方とも追いかけるブログを作ってみたかったのがあります。

しかしその二つに次ぐ、第三の潮流だと思うのが先日から紹介している Tim Ferris の The Four-hour Work Weekです。自分の夢・目標に忠実になり、それに必要ない仕事は消去するか、他人にまかせてしまおうという考え方を説明した本です。

本の中には「トラブルしかもたらさない顧客はこちらから解雇しよう」とか「日常の業務もインドにアウトソーシングしてしまえばいい」といった、字だけを追っていると反感を買いそうなこともたくさん書いてあるので、素顔の Tim がどんな人物かには非常に興味がありました。

先日、Tim Ferris が Scobleizer の Robert Scoble に1時間もインタビューされていましたダイジェスト版もあります)ので、彼の印象も含めて、インタビューの重要な点をかいつまんでご紹介します。

どのようにしてメールを減らすのか

メール地獄から脱出する方法については別の記事で紹介しました。メールは1日に二回しか読まず、それを周囲の人に公言し、オートレスポンスを使って「自分はメールを一日2回しか読みません」というルールを周囲の人になっとくさせてゆこうという方法です。

その記事で紹介されていなかった注意点がインタビューでは新たに紹介されていました。それは、メールを1日2回しか読まないなら、返事も2回しか行ってはいけない、という点です。

このルールを自分で破ると、周りの人も「ああ、彼は1日2回しか読まないって言ってるけど、そのルールを破ってもいいんだ」と思ってしまいます。周囲の人と自分を含めてこのルールを習慣にしてしまうことによって、最初は不可能だと思えてもいつしかなじんでくるのだそうです。

メールやウェブをみたいという衝動はどうがまんする?

Tim は普段二つのパソコンをつかっていて、片方のラップトップは常に無線 LAN を消しているのだそうです。通常の仕事は、なるべくそちらで行うことによって、ふらふらとメールソフトのアイコンをクリックしたり、ウェブや RSS を読むのを避け「インターネットからの避難」をしているみたいです。

もう片方のパソコンはオンラインですが、メールを読むときしか Outlook は起動していないとのこと。起動したままにしておくと、どうしてもそこに意識が吸い寄せられてしまうからだそうです。

また、Tim は非常につよい魅力を感じながらも Twitter, World of Warcraft も一切やらないことにしているとのこと。というのは、一度手を出してしまうと中毒になってしまうのがわかっているからです。印象にのこったひとことは、

You gotta make unproductive things inconvinient.

プロダクティブでないものを、そもそも実行できないように不便な状態にしておかなきゃいけない。

でした。それは Twitter にアカウントを作らない。無線 LAN にそもそも接続しない、というところから始まっているようです。

タイムマネージメントは不要

ここでも、Tim の個性的な意見が冴えています。Trivial many から Critical few に移行しよう、いつも言われていることではありますが、重要じゃないけどたくさんあるタスクではなく、重要な数個のタスクだけを行うようにしよう、という主張です。

彼はこの重要度を、「自分の夢の実現のために必要か不要か」、「それを実行するとどれだけのリターンがあるか」という非常に厳密な基準で定義して、定量的に測るようにしているそうです。

インタビューの一部では、かれが ToDo に使っている小さな紙切れを取り出しているシーンがありました。これには重要度・緊急度で区切った2,3個のタスクがかかれていて、それだけを行えば、その一日は満足、というくらいの重要なタスクだけが書かれているのだそうです。

また、Tim が GTD に言及している場面もありました。自分の本と GTD には共通点が多いとした上で、「タスクの整理術」としては非常に重要なのだけれども、それは頭のなかから心配事を取り去る限りにおいてであって、ToDo リストを 35 個ものマイクロタスクで埋め尽くすのは、ただ忙しくしているだけなのだという批判もしていました。本当に重要なのは Elimination、不必要なタスクをそもそも消すことなのだそうです。

本を買わなくても知ってほしい3つのこと

Tim は非常にフランクで、Scoble の話を非常に真摯に聞いて、言葉のキャッチボールを楽しんでいる好青年でした。彼がコンタクトしたブロガーたちが、彼に非常に良い印象を持っているのが納得いきました。

彼は「本は買わなくてもいいけど、この三つだけ考えてほしい」という点をインタビューの最後でまとめています。それは、

  • Target Monthly Income、つまり夢の実現に向かって必要な収入を計算してほしい。それはあなたの目標であり、また、制限だ。TMI 以上に仕事をしているなら、あなたは人生の楽しみを先送りにしているんだ。
  • 朝一番にメールをみてはいけない。朝の最初にメールを読むと、外からのインプットに大してリアクションをすることで一日が始まってしまう。むしろメールは昼までよまずにおいて、朝は最重要事項を片付けるのに使うべきだ。
  • Low yield つまり効果の少ないものを去り、High yield 効果の高いことだけに集中する。

「僕はインテリジェントで、勤勉な大勢な人たちが、9時5時で働くしかないんだという思いこみにとらわれず、違うオプションが人生にはあるんだということを知ってほしいと思っているんだ」

そう語る Tim の目は真摯で、信用がおけるものでした。

「週4時間しか働かない仕事術」は、このままいくと、GTD や 7つの習慣を補完する、第三の潮流になるのではないか。私にはその可能性が大いにあると思います。

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著者について

堀 E. 正岳

「人生を変える小さな習慣」をテーマとしたブログ、Lifehacking.jp 管理人として、仕事術、ライフハック、テクノロジー、文具、ソーシャルメディアなどについて執筆中。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、ライフ×メモ 、Climate+を運営しています。

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