「ニュースの流れに乗る」 朝に 622 個の RSS フィードを読む方法

rss.jpg

最近紹介しすぎている Tim Ferris のブログで、Robert Scoble のインタビューのビデオが掲載されていました。Scoble といえば、ギークな話題をいち早く取材して届けている Scobleizer の著者で、彼は毎日 622 の RSS フィード、記事数にして約 1000 件を読むそうです。

もちろん、彼はほとんどフルタイムのブロガーですので、ふつうの人よりは RSS を読む時間が長くて、量が多いのは当然なのですが、いつでも彼のレーダーには興味深い話が捉えられているので、その秘訣はなんだろうかといつも思っていました。要点の部分をかいつまんで訳すと:

もちろん一つ一つを読んだりはしない。フィードの記事をみるときに、僕はいろいろなものをみているんだ。題名に興味のあるキーワードは入っていないか。著者が僕にとって見過ごせない人物でないか。写真が入っているかどうかも重要だ。そして、漠然としてるけど、その記事の「新しさ」の感触とかね。そうした複数の複雑な要素が、この記事をもっと読むべきかを僕に教えてくれる。

未読のフィードは「すべての未読」という一つのリストから「ニュースの川」が流れていくように読んでいるんだ。毎日 1000 近くの記事に目を通して、そのうち紹介するのはせいぜい 50 くらい。僕が情報をあらかじめフィルターすることで、他の人にとって価値のある情報を流すこと出来るようにすることが、僕の役目だと思っているよ。

といった話をしています。自分も 100 近い RSS を流れるように 9 割は題名だけでとばし読みをしている方ですので、おお、同じだなあ、と思ったりしました。

彼は Google Reader を使っていますが、それはキーボードショートカットが気に入っているからだそうです。私は Mac の NetNewsWire を使用していますが、やはりキーボードだけで操作できるのを重視してこれを選びました。やはり速度が命です。

でも最近、リモートでもみれるように Google Reader か Livedoor RSS Reader に移行すべきかな、と悩み中です。このブログにいらっしゃる方は Livedoor RSS Reader が最も多く、次に Google Reader が多いので、このあたり「自分のリーダーはここがおすすめ!」という情報があったらコメントよろしくです。

リンク先のインタビューはハンドカメラで撮られていますので、手振れする映像に酔いそうな人はご注意を。パート2として、Scoble がどのようにして 10000 通のメールを処理するかが紹介されていますが、もちろんそんなことはしたくないですよね?

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。