ツイッター10周年。現状から未来を知るための3つの記事

ツイッター10周年。現状から未来を知るための3つの記事

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ツイッターが10周年を迎えて、公式アカウントから記念のツイートや、さまざまな情報が出ています。なんとこちらの日本公式アカウントのツイートには私も登場しています(28秒地点)。

このツイートですね。紹介していただいてたいへん恐縮なのですが、この日は「天空の城ラピュタ」の放映には間に合っておらず、バルスが流れるタイムラインを横目に面白いなあと思っていたところでの発言だったりします…。

10周年に際して祝賀的なムードなのですが、先日からの迷走とも受け取れるさまざまな機能追加にツイッターの未来を心配する声も少なくありません。

海外の記事を眺めていて、もっとも参考になった3つの記事から、ツイッターの現状と未来について考えてみたいと思います。

ツイッターの現状を知るための3つの記事

ユーザーが反感を感じていても、徹底的な改変を何度もおこなってきたFacebookに比べて、ツイッターは元々ユーザーが手動となって文化を形成してきたところがあります。

Retweet という単語にもなった RT は、最初は QT などと呼ばれてユーザーが創りだした慣習でもありましたし、ハッシュタグもそうです。そうした「ユーザーの歴史」としてのツイッターを紹介しているのは以下の Verge の記事です。

Twitter at 10: a people’s history | Verge

For years the writing prompt inside the tweet composer asked, “what are you doing?” But as users chose to answer a different, un-asked question, Twitter changed the prompt to what’s going on?

ツイート入力窓にはずっと「いま何をしている?」という質問が書き込まれていたが、ユーザーは異なる質問を常にツイッターに投げかけていて、のちに会社はそれを反映した。「いま、何が起こっている?」に。

ツイッターが、ユーザーにとって果たしている役割を忘れるようなことがあるならば、ゆるやかに忘れ去られてしまう可能性があると警鐘をなげかけるのは Mashable です。

How Twitter could still blow it and fade away into social network oblivion | Mashable

Even as we write this, however, Facebook, Instagram and Snapchat continue to ramp up their new curation — not to mention the many messaging applications like Line, which also serve as a platform for publishers. 

こうして書いているあいだにも、Facebook, Instagram, Snapchat は情報のキュレーションを進めているし、LINE のように個人間だけでなくパブリッシャーにとってのプラットフォームを作っている会社に追われている

この記事では、Facebookで最も大切なのが人と人のつながりなのに大して、ツイッターで最も重要なのは柔軟に追うことができるサブカルチャーであるとしています。そして拙速にユーザーの拡大を狙って機能追加を急げば、ツイッターからのユーザーの大量流出の可能性もあるという視点を提供しています。

逆の見解もあります。Netflixの Jordan Stone氏のコメントを紹介しつつ、ツイッターに必要なのはユーザー数ではない、その独自のリーチをマネタイズする方法だという記事もあります。

Twitter is 10 and it’s still not a social network | TNW News

“What’s unique about it is that reach – what keeps Twitter relevant – is what people are coming into contact with it outside the platform,” Stone adds. “That’s also why Twitter has been making it a lot easier to explore that content – that’s the interesting story.”

「独特なのは、そのリーチの仕方だ。ツイッターの重要性は、そのプラットフォームの外側にあるものと人をつなぐ力にある」とストーン氏は付け加えた。「そしてそうした外にあるコンテンツを探しやすくしているというのが、面白い点だ」

実際、ツイッターがなければ現時点で最もリツイートされたつぶやきであるアカデミー賞での写真はここまで拡散しなかったでしょうし、アラブの春のような政治的なできごと、テロ事件、社会問題の見通しもここまでよくはなかったでしょう。

ツイッターはソーシャルな面をもっていますが、そこに流れている情報はけっして「友人と友人」「家族と家族」の会話にかぎらず、ソーシャルネットワークではないという側面もあるのです。

グローバルなタイムラインに、もっとフィルターを!

これらの記事の共通点として、ツイッターはユーザーを攻撃する荒らしアカウント、重要な話題の可視性を下げる膨大なbotアカウントを減らすためにもっと努力しなければならないという視点があります。

ツイッターは他のサービスにはない、世界中のすべての出来事を同時に見ることができるグローバルなタイムラインがあります。そうして考えると、ツイッターの未来はこうしてグローバルな情報の流れを一人一人のユーザーのために素早く、安全に、フィルターできることにかかっているのではないかという結論になります。

ここに希望を感じさせる一つの出来事があります。

最近、私はあるカテゴリ…まあ「艦これ」なのですが…そのクラスタでの美しい絵を描くアカウントが RT されてくるのをみては、それをフォローするようにしています。

すると、絵を描く人は、他の絵を描く人に対して敬意をもって RT をしますのでさらに多様な、さまざまな絵を描く人がタイムラインに流れてくるようになり、アカウントがサジェストされるようになり、私の夜のひとときの目の楽しみを与えてくれています。

どこかのイラスト共有サイトをくまなく探すのではなく、ゆるやかにその都度好きなものをフォローしているだけで自動的に私の好きなものがタイムラインに増えてゆく。これを機能として、もっと手軽に取り込めるようにするなら、一般的なユーザーにとってもツイッターの個性的な有用性は増す気がします。

ツイッターは10年後も存在するのでしょうか? 存在してほしいと願っています。世界のすべての声と出来事を集める場所として、ずっと。

おまけ

ツイッターについてはネタフルのコグレマサトさん(@kogure)、みたいもん!のいしたにまさきさんとともに以前こうした本も出しています。内容は多少古くなりましたが、ツイッターマーケティングまわりの部分はいまでも有効だったりしますね。

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