MicroSDカードで容量を拡張するmDriveでオフライン時のバックアップを
先日、海外から日本の市場に進出しているAdams Element社から、MacBook Pro や MacBook Air のsdカードスロットに差し込んで使う容量拡張用のユニット、mDriveの紹介を受けました。
mDrive はmicroSDカードを入れて差し込むことで、Macbook側の容量を拡張するという仕組みになっています。似たような製品は他にも幾つかありますが、これの場合まったく外側に飛び出している場所がなく、爪で取り出すことができるのが特徴です。
ただ、こうしたガジェットを使っても容量の追加はたかが知れていますので、実際のところどういう目的で使用するのがいいのだろうかと考えていたところ、よい利用場面が思いつきました。それはオフライン時の、強力なバックアップとしてです。
OSXにはTime Machine機能のような強力でファイル履歴の差分を意識したバックアップ機能がありますが、オフラインで利用できるのは1日1回のスナップショットを作成する「ローカル・スナップショット」という機能です。
これだと、大切な仕事をしている際少しだけ危険が増していることになるので、作業中のフォルダを高頻度でmDrive側にバックアップしておくのもいいのではないかと思いました。
例えば作業用のフォルダのような、物理的にクラッシュされては困るデータについて、一時間に一回バックアップをとっておけば、いわばマシンの中に外付けハードディスクも持っているような安心感があります。
これがそのmDrive。
このように、microSDをいれてSDカードスロットに差し込みます。
抜けなくなってしまうのでは?と思いますが、爪を使って簡単に取り出すことができるような構造になっています。
ただし、注意しないといけないのは、MacBook Pro、MacBook Airそれぞれに専用のmDriveが存在して、さらにモデルごとにも微妙な違いがあるので、自分のマシンにあったものを選ばないと困ったことになる点です。
私がむかしからバックアップで愛用しているのがShirt PocketのSuperDuper!、バックアップの技術は進んでも、地味でまめなアップデートで、今も便利なツールとして手放せません。システムごととか、一部のファイルのバックアップを定時スケジュールなどで仕掛けておくことができます。
さて今回わざわざ海外から紹介してくださったmDrive、日本での販売もされるそうなので、もし店頭で見かけた際は比較して見てみてください。