「すぐに行動を起こす習慣」Lifehacker の Gina Trapani の場合
アメリカのライフハック系のニュースを支えているのは間違いなく Lifehacker です。毎日大小取り合わせて非常に多くの記事が紹介されており、追いつくのもままならないことがあるほどです。
Lifehacker の創設者にしてチーフ編集者の Gina Trapani がこのほど新しい本、Upgrade your Life を出版していて、そのプロモーションもかねて The 4-Hour Workweek で有名な Tim Ferriss が彼女にインタビューをしています。
その中でも注目すべきが次の質問とそれに対する彼女の回答です。
質問:「あなたのワークライフに最もインパクトを与えた「小さなハック」は何ですか?」
私が実行している小さいけれども、非常に強力な習慣は「やってきたものに対してすぐに何か行動を起こす」というものです。
例えばスーパーで列を並んでいる間にアイディアをおもいついたら、「ああ、家に帰ったらこのことを書き留めないと」と考えるよりも、その場で携帯やメモを取り出してその場で書き留める事をしています。
メールだったら、応答しないといけないものに対してとにかく何らかの反応をして、そのメールはアーカイブしてしまいます。
Lifehacker に投稿するのに使えそうなウェブページを見つけたなら、ブックマークしておいてあとで何か行動を起こすのではなくて、すぐにその場で Lifehacker の CMS で草稿を作ってしまいます。
こうしたことの多くは、できる限り早くものをあるべき場所にしまうことにすぎません。しかしそうすることによって、ランダムに物事が頭の中や机の上を漂っている状態を防ぐことができるのです。 細かい点まで書かれていませんのでわからないのですが、文章の雰囲気から察するに**「すぐに行動を起こす」というのは「すぐに完了させる」ということとは違う**みたいです。
たとえばメールで舞い込んだ仕事が資料集めや、じっくりとした時間配分を必要とするものなら、「すぐその場で実行する」というわけにはいきません。
むしろここで言ってるのは、こうしたメールを未判断のまま「あとでやろう」と放置しておくのではなく、最低でも「その仕事はなにか」「それに対してどのようなアクションを起こせばよいのか」だけを判断し、ToDo リストなどのタスクマネージャに格納してから次に移るということなのだと思います。
ブックマークをせずに草稿を書き始めるというのは、「もし投稿するほどの内容にならなかったらどうしよう?」という疑念が先に立ってしまいますので、自分はなかなかできていません。これは見習いたいですね。
インタビューには他にも、Gina の時間管理方法、ワークライフバランスについても紹介されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。