人生を変える小さな習慣
次の日の仕事の「封じ手」をおいて帰る習慣

次の日の仕事の「封じ手」をおいて帰る習慣

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http://www.matthewpaulmoore.com/articles/443-10-ways-to-improve-your-programming-productivity

大きな仕事をしている時というのは、なんだかいつも高い壁を前にして目がくらみそうになりながらも、なんとかそれに食らいついてのぼってゆく感覚に似ています。

時には、こうした難しい壁ののぼり方が「見える」一瞬があって、一日が生産的に進んでゆくこともありますが、毎日朝に直面するのがこの絶望的な壁だったりすると、日によってはまるでどこから始めればいいのかわからないこともあります。

そんなとき、この大きな壁に小さな足がかりになりそうな切れ目があったらどうでしょう? 何はともあれ、その足がかりを使って踏み出す勇気がわいてくるのではないでしょうか?

Lifehacker で紹介されていたプログラマー Matthew More は、これと同様に、大きなタスクに向かって集中力を発揮するために小さな課題があるとよい事に気づいて次のような儀式を取り入れたことを書いています。それは、

  • 昼食前、あるいは仕事のおわりに、わざとプログラムの一部を壊して、自分に小さな課題を用意しておく
  • 次に仕事に戻った時、その課題から始めることで集中力を高めてゆく

というものだそうです。プログラムをわざと壊すのはなんだか行き過ぎな気がしますが、次の一手を将棋のように「封じ手」にして去るのは、次の日にきっかけをつかみやすいですし、仕事を強制的に終わらせるためのインセンティブにもなりそうです。よく言われる「仕事を下り坂に駐車して帰る習慣」と同じですね。

私も論文を書いているなどは目の前の作業の巨大さに圧倒されないように、論文に関連した、なるべくつまらないタスクをカードに書いてキーボードの上に置いて帰宅することがあります。

「ファイルをあそこに移動せよ」「文章にスペルチェックをかけよ」といった小さなタスクが多いですが、何も思いつかない時には「声に出して『論文はきっとうまくいく』と十回となえる」という儀式めいたタスクを自分に用意しておくこともあります。

大きな仕事を前にしている時に、どんなにつまらなくても次にまず何をすればいいのかわかること。これは苦しい作業のさなかにも、小さなゆとりを生み出してくれる気がします。

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著者
堀 正岳