ブラウザから手軽にスクリーンキャストができる Screencast-o-Matic

screencastomatic.gif Screencast-o-Matic Brings Screencast Creation To The Web Browser:

百聞は一見に如かず。いまどきの Ajax 的なインターフェースを人に説明するのに、くどくどとマニュアルでやるよりも、Quicktime ビデオなどを使ってスクリーンキャストを作った方が楽ですので、画面の操作をビデオにしながら音声も録音するソフトは有料、無料でいろいろあります。

しかし Screencast-o-matic はそれをさらに一歩進めて、ブラウザの中から Java でスクリーンキャストをできるようにしてしまったサービスです。ソフトのインストールは不要で、ちょっと撮りに便利そうです。

使ってみたところ、ちゃんと Windows と Mac OS X (intel) の両方で音声も認識するスクリーンキャストを Quicktime 形式で作成することができました。画面サイズは、640x480, 800x600, 1024x768 から選ぶことができ、1024x768 より小さければフルスクリーンでの撮影も可能です。注意点をいくつか挙げると、

  • なめらかな動画は撮れませんので、撮影する操作はゆっくりとするのがよさそうです。Mac OS X の Expose などは Shift キーを押しながら行うと良いかも。

  • Create をクリックして撮影を開始すると、画面上に黒い枠線が現れます。好きなところにドラッグして録画を開始しますが、このとき元のブラウザウィンドウを消したりしないように注意してください。最小化してタスクバーか Dock に隠しておくといいでしょう。

  • Java の性質上、カーソルをそのまま撮影できませんので、オプションで赤い点で表示することができます。

という感じです。1024x764 で撮影していて、1分あたり20MB 程度になります。あまりなめらかな画像を作れない割には大きい気もしますが、ちょっとしたチュートリアル作りには使えそうです。

それにしてもマイクを通した自分の声にあらためてショックを受けてしまいました。ボイストレーニングしようかな…。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。