矛盾や非合理なことでつらい目にあったりするこの世界で、人生の意味を知るために書かれた言葉として、ネットを通じて世界中の人々に愛誦されている言葉です。翻訳を試みてみました。
マザーテレサの言葉だと多くの人が勘違いしていますが、実際にはケント・キース博士という、最近まで知られていなかった人が、19歳の若者だった 1968年にパンフレットに書いた言葉だということがわかっています (update: 2007, 4/26: 他にもバージョンがあることを伝え聞きました。それだけ愛されている言葉だということですね)。
マザーテレサはカルカッタの子供ホームの壁にこの言葉を貼っていて、それで彼女を愛する人々が彼女の言葉として広めたという経緯があるそうです。最近、もともとの作者が本を出版しています。原文と本は www.paradoxicalcommandments.comで見ることができます。
「逆説の戒律」
人々はしばしば不合理で、無分別で、自己中心だったりします。
それでも、彼らを愛しなさい。良い事をしても、人々はあなたに自分勝手な隠れた
動機があるのだろうと非難するでしょう。
それでも、良い事をしなさい。あなたが成功すれば、あなたの周囲にはおべっか使いの
不実な友人や、真の敵が増えるでしょう。
それでも、成功しなさい。今日行った良い事は、明日には忘れられてしまうでしょう。
それでも、良い事をしなさい。あなたの正直さと率直さは、
あなた自身を傷つけるだけかもしれません。
それでも、正直で、率直でありなさい。偉大な人による偉大な考えは、
ときとして最も些細で稚拙な意見によって潰されてしまうかもしれません。
それでも、偉大でありなさい。人々は口では勝ち目のない方を応援していても、
結局は勝ったほうにつきたがります。
それでも、勝ち目のない少数の人のために戦いなさい。あなたが何年もかけて作り上げたものは、
一晩で破壊されてしまうかもしれません。
それでも、作り上げなさい。人々は助けを求めていますが、
本当に助ければ手を返してあなたを襲うかもしれません。
それでも、人を助けなさい。あなたの持てる全てを世界に与え尽くしても、
それでも十分ではないと言われるかもしれません。
それでも、あなたの持てる全てを世界に与え尽くしなさい。あなたと、あなたを傷つける人々との関係は、
そもそもどうでもいいことだったのです。
結局大事なことは、あなたと神様との間の関係だったからです。
10番目の戒律はネットに流通しているバージョンの方が訳しやすいので、そちらにしました。意味はかわりません。
最後の段は、ケント・キース氏の原文にはなく、日本語への翻訳も不可能な段です。Anyway ということばが「それでも」という意味から「どちらにしても」に変わるからです。マザーテレサの言葉として紹介されているときには、この段が付くことが多いようです。
これらの逆説がどうして感動を生むのか、
非常に深い知恵がここに隠されている気がします。
この逆説を生き抜く事をしたいと、本気で思いますね。
なに、PDF でほしいですって? Pages でさくっと作ったものですが、このリンクからどうぞもっていってください。







