箇条書きのリストで行動可能な新年の目標をつくる

お正月は一年の目標を立てているひとも多いと思いますが、そういえば去年の目標は結局どうなったのだろうか? そもそもどれだけ実行できたのだろうかと思っている人も少なからずいると思います。

たとえば「健康に気をつける」といったように、曖昧でどのような行動をとればいいのかわからないものであったり、「仕事を頑張る」のようにどれだけ実行すれば成功したといえるのかわからない目標は、どちらかといえば思いつきに近いものです。

数値目標や、意識の高い達成感のある目標のほうが良いとは限りませんが、すくなくとも達成できたかを可視化できるという側面は思いつきよりはましです。

こうした新年の目標について、投資家の藤野英人さんがFacebookに毎年公開で投稿されている箇条書きのリストがとても参考になります。藤野さんはこれらの目標について一年の終わりに振り返りをされているのですが、「成功した」「達成できた」というものから、「不十分だった」「もう少し努力が必要」といったものもすべてわかりやすくまとめられています。

詳しくはぜひ藤野さんのFacebookページを御覧ください。

頻度を指定することで行動を促す

藤野さんの目標の立て方が面白いのは「健康」「仕事」「大学」といった分野ごとにとても具体的で、細かい行動目標を立てているところです。その一方で「毎日〜をする」「必ず〜をする」といった束縛のつよい目標はほとんどなく、「月に一度」「週に二度」といったように頻度をしているものが多いのも特徴です。

わたしも「ライフハック大全」や過去の書籍で何度も書いたことなのですが、習慣は新しい行動を導入することなのですから、自分を脅迫し、束縛して行動させるよりも、むしろ新しいレールを作ってそこへ自分を促すほうがよいわけです。

たとえば「映画をもっとみたい」と考えている人の「もっと」というのは月に2度ほどでしょうか? それとも週に一度ほどでしょうか? この頻度がわかれば、「毎週金曜日に次の週の映画の予定をたてて週に一度なるべく行く」という目標が立てられます。この行動の成功率が60%だったとしても、年間30本の映画を見ることはできることになります。頻度は、新しい行動を促す鍵なのです。

箇条書きで細かく書いてゆく

ぜひみなさんも、藤野さんの目標の立て方を参考に2020年の行動を考えてみてください。私もこれを2019年に実践していたのですが、やはり箇条書きで細かく頻度を設定したほうが成功率が高くなりましたのでとてもおすすめです。

まず最初に「家族」「個人」といったように人生の大きな領域を決めておきます。次にそれぞれの領域について促したいと思っている行動をなるべく頻度や、達成する目標を明確にして書いていきます。

たとえば「本を100冊読む」という私の目標にはあらかじめ想定が入っていて、漫画は100冊どころではなく読んでいますし、ビジネス書は数に加えていませんので、自分が「本」とみなしているものを100冊読むならどの程度のスピードを維持しなければいけないかといったイメージがこれでわかります。

たとえば400ページほどの本を100冊となると、400ページ x 100 冊 / 365 日でだいたい105ページほどになります。なかなか大変ですが、ちゃんと意識して時間をわりあてるならば達成可能な数字です。

さらに人生のリストを組み立てる

これは一年の目標のリストでしたが、似たような箇条書きのリストは人生の心配事や、あいまいにしていて考えを避けているすべてについて組み立てることも可能です。

それについては24日に発刊される「リストの魔法」で詳しく書きましたので、そちらをご覧いただければと思います。

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堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。