大事な記念日を忘れないための究極の方法

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私は結婚して4年になりますが、結婚記念日がやってくるのは今日が初めてです。閏年の2月29日、つまり四年に一度しか存在しない日に結婚したからです。

男性というのはえてして記念日を忘れるものだそうですが、男性に限らず、日付を覚えるのが苦手という人は多いと思います。わたしもそんな一人です。誕生日は家族のであってもなかなか覚えられませんし、祝日なんて覚えているものの方が少ない始末です。

向こうから勝手にやってくる記念日はどうしても記録しておく方が手っ取り早いですので Google カレンダーに「誕生日、記念日、覚えておきたい日」のカレンダーを作っておくようなことをふだんやっていますが、自分の方から設定する事のできる記念日なら、記念日の方に覚えやすい日に移動してもらうという逆の手段も有効です。それでこの、閏日に結婚式を挙げるというハックです。

もちろん最初から狙っていたわけではなく、式を予定していた頃あいで2月29日がちょうど日曜日で、遠方からの参加者に便利だと考えたのがきっかけでした。

当初家内は「4年に一度しか結婚記念日がこない…」と文句をいいかけましたが、こんなときのための屁理屈脳です(笑)。

  • 決して忘れる事がない結婚記念日で、自慢できるぞ!

  • 40年たっても10回目なので若い気分でいられるぞ!

  • 実際的には、閏日は2月28日のロスタイムのようなものだから、いつもは 2月28日に祝えばよい。

よくもこんな理屈を受け入れてくれたものですが、日付も含め、忘れられない一日となりました。

閏日以外でも、記念になりそうなできごとを「覚えやすい数字の日にぶつける」「親族の誕生日にぶつける」「祝日や、有名な日にぶつける」といった方法が考えられます。

あくまで、冗談の一種としてさりげなく、時には気づかれないように使うほうが無難なハックでしょうか。

間違っても失敗したくないのは、1) 祝日は年によって変わる事があるのと、2) プロポーズの記念日にするつもりがふられた記念日になったら本当に忘れられなくなるという点でしょうか。

そんなことになったら…。考えただけでも恐ろしいです。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。