究極の選択:時間のない億万長者か、夢をすべて実現できる程度のひまとお金の持ち主か

New Research and a Dirty Truth: Read This Before Chasing the Dollar

今日はちょっと個人的にたいへんなことがあった日だったので、この考えさせられる数字を貼り付けるだけで逃走します。Tim Ferris のブログで読者アンケートをした結果だそうです。

  1. 47% の人は年収が 20 万ドル以上でないと幸せになれないと考えている

  2. 63% の人は物価が同じだとして、年収の平均が 20 万ドルの世界で 10 万ドルをかせぐよりも、年収の平均が 2.5 万ドルの世界で 5万ドルを稼ぐ方を選ぶ

  3. 75%の人は給料が2割上がるよりも金曜日が休みである方がよいと答えている。

1 については、年収 20 万ドルというと、日本円で 2300 万円くらいになります。相当な額ですね。お金があるほうが、幸せが保証されるという意識が正直に反映されたみたいです。

3 の質問は数字が巧妙に作られているのにも注目してください。もし一日が8時間労働で月曜から金曜まで働いているなら、給料が2割上がるのと、金曜日が休日になるのとでは労働1時間あたりの賃金は同じです。

しかし1時間の就労時間が8時間より多いのなら、労働1時間あたりの賃金は金曜日を休日にしたときの方が数%ですが高くなります。

億万長者でありながら、それを使う時間がない人。そして億万長者とはいえないけれども、旅行や、買い物や、思い描いた夢を実現するために必要十分なお金と時間とを持っている人。さて、どっちがいいのでしょうか?

明日また、続きを書こうかと思いますが、みなさんはどっちがよいですか?

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。