新しいGmailはメール転送や印刷を制限するモードも。カレンダーもToDoも統一した環境へ

Vergeがスクープを報じ、Googleが認めたニュースによれば、5月あたりをめどにGmailの新しいデザインが現在開発中とのことです。

新しいデザインだけではなく、特定のメールを秘匿扱いにするためにメールの転送や印刷などを制限する「コンフィデンシャル・モード」も実装されると報じられています。

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また正式な発表がされていないので、Vergeがスクープした画像をスクリーンショットで紹介すると、ボタンがわかりやすくなり、カレンダーが統合され、より仕事の統合環境としての性格を強めているようにみえます。

ToDoもここに加わるという情報もありますので、こことGoogle Documentsを開いていれば仕事が全部回るようになっているといっていいでしょう。

これは、最近アメリカの教育現場では過半数のシェアをもっているChromebook上のChromeOSでの利用をつよく意識しているとみてよさそうです。

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また、特性のメールの秘匿を目的に転送や印刷を制限することができる「コンフィデンシャル・モード」も用意されているそうです。こちらはどのように実装されているのでしょうか?Gmail同士でなければそうした機能は可能ではない気もするのですがどうでしょう。

これは印象論にすぎませんが、単にウェブ上で「メールを扱うことができる」というメーラーとしてのGmailから、メールも含む仕事上の情報の統合環境へのステップを踏み出しているようにもみえます。

Google Inboxにあったメールの遅延送信機能もあるそうですが、Inbox はGmailの機能の早期テストの場としてこれからも維持されてゆく模様です。まずは5月頃といわれているリリースを期待しつつ待ちたいと思います。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。