Buffer for iOS の新機能「フィード」はPocketのRSSを読ませると便利
設定した時間にソーシャル・メディアに投稿するためのサービス、BufferのiOSアプリのアップデートで、任意のフィードを登録できるようになっています。
Buffer の有料プログラムの人ならば15個のフィードを登録し、そこに到着する新着記事をそのまま Buffer に乗せてソーシャル・メディアに投稿することが可能です。
これは本当に便利なのですが、RSSフィードを使っているような人ならば、15個どころではなくフィードを購読しているでしょうからなかなか実用には一寸足りない部分もあります。
そこでこの機能、Pocket が自動的に発行している RSS フィードを読み込ませて使うと、キュレーションした情報の流れをそのまま投稿することができて便利になります。### Pocket の RSS と、その登録
「あとで読む」サービスの Pocket にそもそもフィードがあったということを知らない人もいるかと思いますが、あとで読むために保存した情報はそれぞれ
リスト: http://getpocket.com/users/USERNAME/feed/unread
アーカイブ: http://getpocket.com/users/USERNAME/feed/read
両方 http://getpocket.com/users/USERNAME/feed/all
という URL でそれぞれ保存した記事の一覧、読み終わってアーカイブした記事の一覧、そしてその両方の RSS フィードにアクセスすることができます。USERNAMEはアカウント名ですね。
そこでそれをそのまま Buffer に入れてみます。
Buffer のフィード機能はまだまだ改善中らしく、最初は Pocket の RSS を入れることでアプリがクラッシュしていたのですが、私の環境ではいまでは問題なく動作しています。
どうしてもクラッシュするようなら、ウェブ版の Pocket からフィードの項目をみて削除しましょう。
するとあらかじめ興味のある記事の流れだけが Buffer にやってきますので、そこから投稿したいものを取捨選択することができます。
いわばこれは、Pocket によって前段階のキュレーションをおこなっておいて、そこから SNS に投稿するものを選んでいますので、Pocket をフィルターとして利用していることになります。
たとえば Reeder のような RSS リーダーから Pocket へは IFTTT のようなサービスを使って「お気に入りに入れたものは Pocketへ」というルールを作れますので、手数はまずまず減らせます。
この話、単に機能として Buffer のフィードは便利だという以上に、**「情報は分流させて、扱いやすい量に減らしてから料理する」**という哲学の実践でもあります。この考え方はいろいろなサービスを使う上で登場しますが、だいたいにおいてハズレがありませんので、大量の情報を処理するための基本ポーズとして身につけておくとよいでしょう。