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マインドマップは心を写す鏡

Friday, 10 July 2009 · Comments · MindMap

いろいろなことに追われているうちに先月の3週間チャレンジの総括がまだになっていました。更新も滞っているし…。本当に反省。

6月はマインドマップの週間を強化するという目標をたててとりくんでいましたが、ScanSnap しやすい A4 の紙や、スキャンしにくい手帳、果ては情報カードの裏やメモのロディアの上など、描くも描いたり 36 枚。

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たとえばこんなものがあります。マインドマップになれてきましたので、なんとなくブランチが平均的になってきて、バランスがとれてきています。個人的に満足の一枚。

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こちらはちょっと深刻なテーマについての講演を聴いていたときのマップ、おどろおどろしいですね。ブランチ同士が絡み合っているのは、狭い手帳で場所を求めて枝が伸びたせいです。話題が暗いと、マップも暗くなるんですね。

一方で、マップがなかなか書けないときもありました。それはたいてい、頭の中が真っ白になっていて、何も考えられないときなのですが、こういうときの対処法については後述します。

細かいルールが気になり始めた

ところで先日 mindmap.jp の伊藤さんとお話しする機会がありまして、その前に Twitter で質問を集めたところ、いくつか興味深いものがありましたので、ビールが回るまでの時間にお聞きすることができました。

  • ブランチが2つか3つに偏っているけれどもいいの?
    まったくかまわないでしょう、というのが伊藤さんの答えでした。ブランチが偏っているのはそれが必要だからであって、慣れてきたらあらかじめそれをなんとなく予感してメインブランチに振り分けることができるそうです。
  • 作ったマインドマップをどう使うか?
    時と場合によります。描くこと自体が目的の場合はそのまま捨ててもいいですし、読書のマップのように残しておきたいものなら残しておくそうです。計算用紙を捨てるか残すのかと似ていますね。
  • マインドマップで絶対はしょれない要素はありますか?
    この質問は実は訊けなかったのですが、実践した経験では初心者ほど約束をきっちとまもって、ルールに従うことで得られるメリットを十分に意識して、その上で速記用の軽いマインドマップに移行するとよいのだと思います。

伊藤さんの手帳をのぞき見ることもできましたが、自然にマインドマップを描いている人の、気負いのないマップがたくさんあって興味深かったです。

マインドマップについて悩んでいる人はぜひ一度、マインドマップ基礎講座を受講するのをおすすめします。

ここだけの話、どちらかというとマインドマップに懐疑的だった私を「転向」させたのは、深い考察を簡単な言葉に封じた伊藤さんのたくみなセミナーのおかげだったと思います。受けて良かった!

マインドマップは心を写しだしている

しかしそれでもマインドマップが描けなくなる瞬間が数多くあるというのも、今回集中的に実践してみて身をもって体験したことでした。

白紙の紙に向かってもまったく何も思い浮かばない、頭の中までが漂白されたようなときは、当然手も足も出なくて一本のブランチさえ描けないことがありました。

そこで気づいたのが、GTD と同様に、「マインドマップも自分の心の中を映し出している」ということでした。

もし私の頭が混乱の極みにあるなら、マップもそうなってしまいます。その一方で鍵となる質問がいくつか念頭にあって、ちょっと考えさえすればイメージがまとまりそうな場合は、すらすらと自分でも思ってさえいなかった方向に向かってブランチがのびてゆくのでした。

そうしたときはむしろ質問を限定して:

  1. これから何を考えるの? Key question はある?
  2. マップを描き終わったときにどんなイメージが頭のなかから引き出されていたらいいと思う?

という疑問を自分に提示してから描くようにすると調子が出やすいということに気づいてきました。混乱した状態にある頭の中にメスをいれ、簡単な質問、大事な質問の周囲に思考を絡ませるという感覚です。

釣りをするときにランダムに糸を垂らすのではなく、魚のいそうなところにまず向かうという、当然のことをこの質問で引き出しているといってもいいでしょう。

今回集中的に描くことで、あらためてマインドマップのすごさは描かれたマップでも、その美しさでもなくて、約束事の中に封じられた思考の仕掛けなのだなといことに思い知らされました。

マインドマップが自分の心の中を映し出す湖面のように感じたことはありますか? 個人的な話でもいいので、コメントでどうぞ!

Tags:

  • Yuri
    マインドマップが自分の心の中を映し出す湖面のように感じたことはありますか?
    私も マインドマップを作るたびにそう感じます。

    一人で書く時、数人で描く時、みるみるとマインドマップが成長するのを見ると、いかにも考えを写真で写しだしたみたいですね。

    これからも、マインドマップに関するコメントを楽しみに待っています。
  • ryoichiinaba
    はじめまして。いつも楽しく拝見しています。
    本日、私も伊藤さんの基礎講座を受講しました。
    mehoriさんがおっしゃっていた通り、とても楽しい、充実した一日になりました!
    こちらの「マインドマップに対してもっていた3つの決定的な誤解」の記事を読んだことが、受講を決心した最後の決め手でした。
    きっかけをくださって、どうもありがとうございました。
  • hiro_funana
    これまでマインドマップのことを知ってはいても、正直なところあまり興味がありませんでした。

    先日、ユビキタスキャプチャーを試しに一週間始めてみたのですが、そこでわかったのは、これまで不安なときなど不定期に書きなぐっていた「吐き出しメモ(それは多分、kazumotoさんの「ドロドロマップ」に似たものだと思うのですが…)」の日常化ということでした。

    そこから、「ユビキタスキャプチャー」と「一行日記」と「マインドマップ」と「GTDのinbox」が、心を映し出すツールとして、自分のやって来た「吐き出しメモ」とシンクロやリンクしているのではないかと思うようになりました。

    とは言え、今はアタマの中でそれらが混沌としているので、少し整理をしなければなりません。
    (「その整理をするのにマインドマップが有効」っていうのは、パラドクスですね。(^^;)
  • 上のコメントにもありますが、心の中で向き合うのがつらいことを出してしまうツールとしてマインドマップは適していると思います。論理的なようでいて、論理を越えたところもあるし、形が決まっているようでいて自在に変化しますし。

    でもすべての人がマインドマップを使う必要はないのです。手帳のユビキタス・キャプチャーが効果があるなら、実のところツールはなんでもいいのですよね。
  • 気分が落ち込んだときに、何が不安なのか?を速射法でガシガシ書き出します。非常にドロドロしたマップにはなりますが、不安が一目瞭然になって、少しホッとします。その後、その不安要素をメインブランチにして、丁寧に解決法を書いていくと、気持ちをすっかり整理できるという使い方をしています。速射法で書いたドロドロマップが「心の中を映し出す湖面」で、丁寧に書いたマップが「その湖面をどう撮影するか構図を考えたもの」なのかもしれません。ちなみにこの作業、週次レビューの一環としてやっています。精神面の収集もできるので個人的には外せない習慣になりつつあります。
  • 暗いものを白日の下にさらけだしてから対処する感じで、いいですね。暗い洞窟のなかでは恐ろしく見える不安も、追い出してみたら実は対処法が見つかったりするので不思議です。
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