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毎日の仕事が苦痛? 単語を一つ変えると世界が変わるかもしれない



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Get to vs. have to | Seth Godin’s Blog

いつもたくさんのインスピレーションを与えてくれる Seth Godin のブログで、仕事を「Have to」でするのか、「Get to」でするのかの違いについて、短い記事が載っていました。

How much of your day is spent doing things you have to do (as opposed to the things you get to do.)

In my experience, as people become successful and happier (the subset that are both) I find that the percentage shifts. These folks end up spending more and more time on the get to tasks.

きみの一日のどれくらいが、「やらせてもらえていること」ではなくで、「しなければいけないこと」に費やされている?

わたしの経験では、より成功し、幸せになるに従ってこの割合は変わるように思う。こうした人々は、より多くの時間を「やらせてもらえている」と感じられるものに使うようになるのだ。

日本語に直すとちょっとニュアンスが変化してしまうのですが、ここでいう「Have to」には、「やらされている」「意思に反してやらなければいけない」「意思の力を必要とする」といった感情が付随しています。

それに対して、ここでの「Get to」は「自分は〜をやらせてもらっている」という、「努力の末にその仕事をやる資格を得た」「才能を認められ、この仕事を任されるようになった」といった自負と感謝がどこかに感じられる言葉です。

These people redefine what they do all day. They view the tasks as opportunities instead of drudge work.

こうした人々は毎日やっていることを、自分の頭のなかで再定義しているのだ。彼らは日常のタスクを骨折り仕事ではなく、機会としてみるようになるのだ。

仕事が苦痛? それは重荷なのか、特権なのか?

もし、「毎日の仕事がつまらない」「同じことの連続で苦痛ばかりだ」と感じている人がいるなら、ちょっと立ち止まって考えてみてください。目の前の仕事は「Have to」の気持ちで片付けなければいけないものと考えることもできますが、一方でその逆だってあり得ます。

どんな仕事であっても、その場所で、その立場を果たしていることは、なにかしらの訓練や、専門的な知識や、他の人にはできない役割があってのこと、つまりは「Get to」という特権だと考えることだってできるのです。

ここ二週間ほど、わたしは身の回りの仕事にいろいろと行き詰まりを感じて自信を喪失したり、やる気を失ったり、そうした自分に罪悪感を感じていたのですが、そうしたときには、周りにあるすべてが「Have to」のように見えてきます。「やらなければひどいことが起こるよ?」「やらなくては全てを失うよ?」というザワザワとした気持ちが不安を駆り立てるようにやってきます。

しかしなんだかこの記事を読んだ後では、いろんなことを忘れていたのだなということに気づかされました。例えば、いまここにこうしていること自体が、多くの経験を身につけて、いろんな仕事をこなしてきたからだという自負を完全に見失っていたのです。

例えばプログラミングの技術や、作図の技術などを、自分は同僚に比べてとるに足らないと思い込んで悩んでいたとしても、そうした技術をもってこの仕事についているということ自体が一つの特技であり、特権だったということを忘れていたのです。それは自分自身をおとしめる発想だったわけです。それでは、何もうまくいくはずがありません。

いま向き合ってる仕事は、なるほど膨大で難しいものなのですが、それを「難しい問題をやらされている」というストレスと感じるか、それとも「この問題を解決するチャンスを与えてもらっている」と感じるかは、私自身の心の有り様です。

「Have」を選ぶのか「Get」を選ぶのか。単語の一つの捉え方で、外からの力に打ち負かされるのか、内側からの力を信じるのかが決まるのです。

もちろん、こんな言葉のとらえかた一つで全ての問題が解決するわけではないですし、現実問題の解決は個別に考えないといけないのですが、まずは力の源である自分自身の自信回復を行うには十分かもしれません。

心理学者ウィリアム・ジェームスは「困難な事業を前にしたときの心の有り様こそが、他のなによりもその正否を決める」と語りました。

「自分は、自分の意志で、これまでの経験と知識を総動員してこの問題に立ち向かわせてもらっている」と、心の配線を張り直すことが、こうした「最初の勇気」をつくり出すことにつながるのかもしれません。


著者について

堀 正岳

「人生を変える小さな習慣」をテーマとしたブログ、Lifehacking.jp 管理人として、仕事術、ライフハック、テクノロジー、文具、ソーシャルメディアなどについて執筆中。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、ライフ×メモ 、Climate+を運営しています。

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