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宴の支度 (3) 小さな変化からすべては始まる。「プロ」と「アマ」の13の違い

Thursday, 17 April 2008 · View Comments · Habits

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あすなろ BLOG カンファレンスに寄せられた質問の3番目に「ライフハックを続けるコツ」というものがあります。

当日も詳しい話をするチャンスはあると思いますが、これと関連して、ぜひ書いておきたいと思ったエピソードがあります。私がライフハックに出会う以前に、その準備をしてくれた一枚のポスターのことです。

もう5年も前のことです。論文は一つもかけていない、博士号ももっていない、事務作業ばかりが降り積もる仕事で途方にくれていた頃、当時働いていた大学の事務室に入ったときに、そのポスターがありました。

あまりのインパクトに思わず事務室の人に聞かずにはいられませんでした。

「これ、なんですか?」
「出入りの会社の社長さんがおいていったのよ、すごいでしょう」
「…コピーさせてください」

それは、真っ白な紙に太い明朝体で書かれた「プロとアマの違い」13箇条というものでした。

プロ アマ
1. 人間的成長を求め続ける 1. 現状に甘える
2. 自信と誇り 2. ぐちっぽい
3. 常に明確な目標を指向 3. 目標が漠然としている
4. 他人の幸せに役立つ喜び 4. 自分が傷つく事は回避する
5. 可能性に挑戦し続ける 5. 経験に生きる
6. 思い信じ込むことができる 6. 不信が先にある
7. 自己訓練を習慣化 7. 気まぐれ
8. 時間を有効に習慣化 8. 時間の観念がない
9. 成功し続ける 9. 失敗を恐れる
10. 自己投資を続ける 10. 享楽的資金優先
11. 使命を持つ 11. 途中で投げ出す
12. 出来る方法を考える 12. できない言い訳が口に出る
13. 自分のシナリオを書く 13. 他人のシナリオが気になる

ポスターには著者名や、発行した会社は書かれていませんでしたし、その職場からはもう離れてしまったので、出入りの業者というのがどこだったのか、今となっては調べようがありません。

ネットで調べてみると、何カ所かで散見することができますが(ここや、ここ。ルーツはこの福岡の税理士の先生の言葉?)、はっきりとはたどれませんでした。知ってる方、ぜひ教えてください。

最初にこれを読んだときの私の反応は、「自分はほとんど右側ではないか!」「なんて駄目人間なんだろう」というものでした。実際、このポスターのコピーをもらって研究室机の目の前に貼っておいても、気分は暗くなるばかりでした。

しかしゆっくりと一つ一つを繰り返し読んでいるうちに、だんだんと心のなかに小さな変化が生まれてきました。

「今は全部右側かもしれない、でもどれか一つだけでいいから選んで左側にしようじゃないか」

最初は一番変えるのが楽な 10 番を選び、自分のお金の使い方に注意するようにしはじめました。次に、2 番に注目して、愚痴を半分に減らすように意識するようにし始めました。数年後、ライフハックがブームになった頃に、それが自分の琴線に触れたのも、こうした練習があったからだと、このポスターの作者にはとても感謝しています。

今でもこの紙を前にして自分は本当に「プロ」なんだろうかと自問自答することはありますし、たいてい調子が悪いときには、いくつかの項目が右側になっているのに気づかされたりします。

しかし何よりもこの一枚の紙を机の前に貼ったことで私の人生が変わったのは、「大きな変化」を「小さな変化」の断片的連続で可能にすることができると気づいたことにありました。その小さな変化は、「気づいたときに実行する」という程度のゆるさからスタートするのでもよいのです。

たぶんこの言葉を書かれた方が「プロ」と「アマ」とを左右にわけて書かれた理由も、「この小さな1点について、君はプロなのか? それともアマチュアなのか?」 という選択を迫ろうとしてのものではないでしょうか。 そしてその積み重ねが、「すごい」プロへの階段にもなっているのです。どの段から上るのかは、人それぞれに選べるようになっています。

良い習慣をずっと「継続」することそれ自体にも意味があるのですが、継続だけに注目するのではなくて、全体の舵の切り方が正しい方向に向いているなら、少しずつ自分の状態を良くしてゆくミニ習慣を断続的に実行してゆくことも擬似的な継続のように意味があるというのが、飽きっぽい私のポリシーです。この発想は Life HACKS PRESS vol2 にも書いた「習慣リボルバー」にも活かされています。

ライフハックを継続するには? という話題には、シゴタノ!さんでも、とりあえず、やってみる! でも触れられています。それにしてもパネラーがみんな違うことを話題にしていて、おもしろいです。今から土曜日が楽しみでしかたありません。

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Currently: View Comments

  • 1 kokoromo // Apr 18, 2008 at 10:36 pm

    熱湯経営―「大組織病」に勝つ (樋口 武男)
    にも載っているらしいですね

  • 2 なすび // Apr 19, 2008 at 7:27 pm

    経営者の心構えと言った方が近い気がします

  • 3 課長007 // Apr 20, 2008 at 8:58 pm

    イベント参加メモで引用させていただきました

  • 4 海外ニート // Apr 21, 2008 at 3:21 pm

    非常に勉強になります。やはり右が多いですね。。。:(

  • 5 Ryu // May 7, 2008 at 9:40 am

    プロとアマの定義としては、あまりにもステロタイプで乱暴すぎる気がしますが。
    アマにも求道的でハイレヴェルな人は多い。
    そもそもアマの定義をすべて否定的に書いてあるのはどうかと思いますが。
    #2なすびさんのおっしゃるように、経営者とかマネージャの心構えという感じですね。
    左が良い例、右が悪い例。

  • 6 mehori // May 7, 2008 at 10:02 am

    Ryu さん。
    > アマにも求道的でハイレヴェルな人は多い。

    その通りだと思います。そうした方は、このリストの定義でいうとむしろ「プロ」と言ってもいいわけです。その道のプロです。

    このリストでは通常の「お金をかせいでいる」「ある専門職についている」という意味での「プロ」と「アマ」の違いを指摘しているというよりは、むしろ the War of Art に書かれているような「自分の求めるものを徹底的に追求する求道者」を描き出していることにご注意ください。

    言うなれば、より高みを目指すプロ志向と、凡俗に満足する悪い意味でのアマチュアイズムの対比です。

    この点が納得できると、以上がステレオタイプでも、乱暴でもないことに気づいていただけると思います。

    きっと、求めているのは同じものです。

  • 7 Anonymous // Aug 14, 2008 at 6:37 am

    自分をプロとして客観的に見れるか。

  • 8   // Aug 15, 2008 at 3:17 am

    いいものとよくないものを見極める目を持つ事。
    自分や作ったモノを客観視できて現状把握と問題解決のアイデアを考え実行できる人。
    アマの人はやっぱりどっかで甘いよ。

  • 9 アーマーキング // Aug 15, 2008 at 6:20 am

    オリンピックの日本代表には、プロではなく
    アマチュアの選手も多いと思うが・・・。

  • 10 Aruma // Aug 17, 2008 at 7:05 pm

    心構えの問題なのだと思いますよ。
    オリンピックに出る実力者なら、その道のプロと言っても差し支えない。
    職業としてのプロとは切り離して考える必要があるのではないでしょうか。

  • 11 mehori // Aug 17, 2008 at 9:25 pm

    Aruma さん:
    フォローありがとうございます。まさしくその通りかと思います。

    辞書を引けば「お金をかせいでいる」という意味が 1番に来ますが、2番目には “a person competant or skilled in a particular activity” という意味が載っています。ここでは、その2番目の意味ですね。

  • 12 bana // Jan 26, 2010 at 7:38 am

    深イイ!!

  • 13 東海アナログ // May 26, 2010 at 5:47 am

    「プロ」と「アマ」の13の違い。だそうです。

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