[Lifehacking Diary] 一人でカード遊びな週末

Lifehacking.jp を管理しているサーバーが混雑しているようで 503 エラーを返してばかりです。たくさんの人で共有しているサーバーですので、だれかが Slashdot か Digg のフロントページにでも載ったのでしょうか。まさか自分ではないと思いますが。

本州の大半では台風が直撃したせいで、旅行に行こうとしても鉄道も飛行機も 503 な方が多い連休だったのではないでしょうか。影響を受けた皆さん、お疲れ様でした。

私は軽い風邪をひいていたせいで遠出をするわけにもいかず、自宅近くで静かにしていました。

モスバーガーで Molskine にひとしきり最近あった出来事をまとめてキャプチャーしてから、ちょっと時間がありましたので、情報カードを使ったブレイン・ダンプをしていました。時々やるのですが、これは:

  • 今抱えている仕事を全て一つ一つカードに書き出します。一つの仕事に一つのカードです。

  • やることが明確になっているなら、目的や、リソースや、次のタスクなどを書き加えますが、どうすればいいかわかっていないカードは空欄のままにしておきます。

  • あとはこのカードを並び替えてゆくだけ

というタスク遊びの一種です。まさに端から見れば、ただの一人遊び。机に並べたカードをにらんでうーんとうなってみたり、指折り何かを数えてみたり、奇妙な光景だと思いますが、私にとっては、これが頭を整理するのに役立っています。

頭の中で考えるのではなくて書き出すというところまでならノートでもいいのですが、カードを使うおかげで拾ってみたり、並び替えたり、一つのカードを二枚のプロジェクトに分けて元のカードをパージしたりして、だんだんとタスクが明確になってきます。また、テーブルの上を「緊急性・重要性」の二次元マップだと想像して、何が緊急なタスクで、何が重要なタスクかを並べてゆくうちに、なんだか関連性が見えてきます。

でもこのカード並べ、一度崩してもう一度やっても同じ並び方にはなりません。それだけ自分の重要度の見積もりが下手なのか、それともこうした見積もりにはそもそも遊びが必要だということなのでしょうか?

仕事をせずに、仕事について考えるだけのゆっくりとした昼下がりでした。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。