「自分が好きなことをしろよ!」新時代の自己ブランドの作り方
15分の時間があって、ちょっと乱暴な英語にふれてもいいというなら、ぜひご覧いただきたいビデオです。
いつも電撃的な話術で痺れさせてくれる Wine Library TV の Gary Vaynerchuk が Web2.0 Expo で講演をしていて、ネットを使った自己ブランドの作り方、自分のアイディアを売って成功するための方法について情熱的に語っています。
Wine Library TV は私も毎日楽しんでいるビデオブログですが、内容が濃くて、いつも聞いていて楽しいだけでなく、「非常に距離感が近い」番組だという点がいつも勉強になります。
たしかにこのアクの強さは万人向けではないのですが、まさにそれが彼の成功の秘密なんだと、このビデオを見ていても痛感させられました。
いくつかビデオの中から名台詞を選んで翻訳しておきます。Gary の言葉は乱暴に聞こえますが、ネットの世界で成功するための基本戦略をちゃんと知っている人の言葉だということを、端々からうかがうことができます。
「この会場には、自分が好きでもないクソなことをしている人があまりにたくさんいる。頼むから、そんなことはやめてくれ」
「鏡をみて、自分はこれから毎日、死ぬまで何がやりたいんだろう? と聞いてみろ。それは絶対にお金に変えることができる。アルフが好き? アルフ・ブログでもやれ。スマーフを集めてる? スマーフまみれにしちまえ」
「俺たちにもビジネスモデルが必要だ。ユーザーをたくさん持っているだけでは駄目だ。その過程で常にお金が入ってくる仕組みを作らなくてはいけない。ビジネスなんだ、これは」
「**『自分』という究極のブランドを自己資本として成長させないといけない。**お前は何を愛していて、何をしている人なんだ? リーマン証券だってつぶれるこの世界では、これだけが確かなものなんだ」
「自分という自己ブランドは、自分が心から好きなものを忍耐強くやることでしか生まれない。好きだからといって困難がないわけではない。でも、好きだからこそ続けられるんだ。」
「9時から17時まで仕事で忙しいからできない? 帰って数時間家族と過ごしてからやればいい。19時から2時までで、十分な戦果を上げることは可能だ。逆にいうなら、それ以外の方法ではできないんだ」
「ワイン・ビデオでオレと競争しようなんてやつはいないだろうけれども、ピノ・グリージョの品種だけのブログで成功するチャンスはあるんだ。情熱を傾ければニッチはすごいことになる」
「すばらしいアイディアをもっているのに、あまりに早くあきらめているせいで日の目をみていない人が多すぎる。情熱があって、それを続ける忍耐があって、その時を迎えたなら、ブランドは急成長する」
Gary すごすぎます。このビデオは iPhone に入れて、これから1週間毎朝一番に見ることにしよう。