時差ぼけを和らげる7つの方法

大陸間移動は当然時差ぼけを伴うので、非常につらいものがあります。今日から欧州に向かうのですが、着いたらすぐにハードなスケジュールが待っているので、コンディションはなるべく高めておきたいところ。

そんなわけでいろいろな航空会社のホームページや、旅行会社のホームページから情報をかき集めて、自分にもできそうな、時差ぼけを防ぐ 6 + 1個のポイントをまとめておきました。

  • 水分補給を欠かさない:機内の湿度は時として 15% 程度まで下がりますが、これは砂漠に匹敵する低さです。水分補給をしないと疲れがたまりやすく、時差ぼけの症状がきつくなるそうです。

  • 上と関連していますが、アルコールやカフェインなど、利尿作用のある飲み物は控えた方が無難です。

  • タイミング良く眠る:日本からアメリカに行く場合は体内時間を8時間程度早める必要があり、ロンドン方面なら遅らせる必要があります。体内時計を変える一番の方法は睡眠と、浴びる光の量の調節ですので、機内にいるうちから到着地時間を意識した睡眠と、アイマスクなどを使った光量調節をするといいでしょう。

  • 以前 Lifehacker に紹介されていた、Jet Lag Calculator を使用する。これは到着地の時刻と、今の時刻を入れるだけで、寝起き時間と光を調節すべき時間帯をアドバイスしてくれます。

  • 食事のタイミングを新しい時間帯にむけて調整しておく:軽食をとるだけでも胃腸が新しい時間帯に向けて調整を始めてくれます。

  • 適度に機内を動き回る: 現地時間が日中の間は、時折動いて体を目覚めさせておくと良いでしょう。これはエコノミークラス症候群予防にもなりますので、一石二鳥です。

7つ目は、ちょっと人によってはできないものです。以前、かの一流の研究者が長距離のフライトのあとでもピンピンしているのに驚いて理由を尋ねたときに、もう70代も後半の先生はこう答えてくれました。

なあに mehori さん、医師から睡眠薬を処方してもらってずっと眠ったままでいればいいのですよ。私はこれで西回りでも東回りでも時差ぼけとは無縁です! まあ、たまに心臓が止まる人もいるそうですが! 先生。そのアドバイスだけは実践できそうにありません。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。