じめじめした梅雨にはキーボードの掃除を

この先、髪の毛やホコリまみれのキーボードの写真は出てきませんのでご安心してお読みください。

そんな前置きが必要なくらい、この季節は毎年キーボードがちょっと気持ち悪くなってきますよね。指が吸い付くというのか、長く使っているうちに生じるあの独特のいやな感触です。

そこで今年もいつものキーボードの徹底した清掃を行いました。とりたててテクニックも何もありませんが、HHKBの場合はこうなのかというくらいに呼んでいただければと思います。

キーの取り外しと清掃

ダストブロワーや、吸着シールだけで掃除できる範囲は限られています。キーの表面はよくても、やはり側面などもしだいにいやな色合いになってきますので、やはりときにはキーをすべて外して洗います。

HHKBの場合はこちらの、購入時についていた器具を利用してちまちまと取ります。ここでだいたい10分ほど。

余談ですが、キーの色が違うのはHHKB Type-S「墨」だとわかりにくい一部のコントロール用のキーだけを白の無刻印にとりかえて使っているからです。

そしてキーボード本体側の清掃を行いますが、これがウェットティッシュだけではなかなすべてのホコリなどがとれません。そこで便利なのが使い終わった歯ブラシ。これですべてのゴミを取り除いたあとで、あらためてウェットティッシュを利用します。これで完璧。

メーカーがおすすめしているかは知らないのですが、私はキーについても洗剤で洗ってしまいます。これだけでホコリと手の脂で生まれる粘り気が簡単にとれるからです。少しだけつけ置きしたら…

タオルの上に置いて乾燥させます。裏側のキーの軸部分に水がたまるのでこうしてタオルに吸い取らせています。

あとは一部のキーの高さを間違えないように再度はめ込んでいきます。HHKBの場合、奥のほうに高いキーがいくつかあるので注意が必要です。

これで完了です。時間にして全部で30-40分程度で済みます。

よい気分転換になりますので、じめじめとした季節の儀式だとおもってやってみてください。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。