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「気を散らす」通知やメールを減らすことが2015年の生産性の課題

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みなさんは1日に何通のメールを受け取りますか? Facebook の通知は? スマートフォンのノーティフィケーションは? そのうちのいくつがその「瞬間」を費やすに足るもので、いくつは人生を削り取るものでしょうか?

TechCrunchの Danny Crichton氏の新年の記事が、「2015年の最優先の目標は気を散らす通知との戦いであるべきだ」というそのものズバリのタイトルで、大いに賛同しました。というのも、ちょっと考えてみると、この1秒の割り込みが、最近は一番の敵だからです。

もちろん通知は便利なものです。ただ、それと現実の時間との関係が問題となっているのです。iPhone / Android のノーティフィケーションとウェラブルの時代における「割り込み」と、その実際的な対策について考えてみましょう。

1秒の割り込み = 復帰のための n 秒

もともとメールの通知や、iPhone/Androidにおけるノーティフィケーションの仕組みは、便利のために作られたものです。ただし数が多くなりすぎたために一人の人間の一日における時間を圧迫し始めると、便利なものも害になります。

実際、1秒程度の割り込みであっても回数が増えれば集中力は削がれていきますし、一つの通知に対して数分かかるアクションを起こすとすると、10数個の通知でもすぐに1時間程度が消えてしまいます。

そしてこうした通知を、私たちはいま非常に受け取りやすくなっています。OSX Yosemite でさらに高機能になったノーティフィケーション機能や電話の受け取り機能しかり、さまざまウェラブルデバイス、スマートフォンと連動してやってくる通知はより便利に、正確に、膨大になりつつあります。

Danny Crichton氏は記事内で指摘します。

私たちはいっそうデバイスと一体化して、その一部分となりつつある。その結果だれが何に反応しているのか、その境界線はぼやけているのだ。以前なら時間を気にせず読書に没頭することも可能だっただろう。しかしいまや数ページ読む前に、電話を手繰り寄せて「何か」が起こっていないかチェックするありさまなのだ。

これは単に訓練や、自己抑制の問題ではありません。通知は「大切なことが起こっているかもしれない」という可能性を届けるものなのですから、注意を惹いてしまうのは構造上しかたないことなのです。

ですから、私たちの側で通知の数をなんとかしなければいけないということになります。

ノーティフィケーション・フリーな時間をつくる

Danny Crichton氏の記事では、まず最初に挙げられている対策として朝起きてからの1時間と、眠る前の1時間をデバイスフリーにすることが紹介されています。

これは朝の貴重な時間や、就寝前の考え事の時間を、Facebookのいいね!の確認やTwitterのお気に入り通知に気を取られる必要がないようにということでもあります。

それ以外にも、この正月に私が設定したいくつかの対策があります。

1. OSX / iOS ノーティフィケーションをデフォルトでオフにする

原因を元から絶つためにも、とりあえずすべてのアプリの通知をオフに設定するのはよいスタート地点になります。

残しておくものは本当に重要な、リアルタイムで反応することが必要なものに限っていますが、これを選ぶのには通知を受け取った際の感情がよい指標になります。「ああ、便利だ」という気持ちがわきおこるアプリと、ニュートラルな感情しか起こらないものがありますが、後者はすべて一旦オフにするのでかまわないでしょう。

2. iPhone の「おやすみモード」の時間を長くする

iPhone の「おやすみモード」は着信と通知を抑制するためのものですが、これのデフォルトをかなり夜早く、そして朝遅くに設定します。今のところは22時から朝9時に設定してありますが、これはゆうに眠る2時間前、起きてから2時間以上です。

実際には手動で通知を見ることも可能ですが、夜遅くと朝早くの「黄金時間」の割り込みを減らす効果はあります。

3. 最も重要なもののためにダイレクトラインを作る

どうしても通知がないかスマートフォンをチェックしてしまう理由として「なにか重要なことが起こっているのではないか」という心配があります。特にメールが来ているのではないかという心配は、大きな割り込みの原因となってしまいます。

たいていのメールは数時間から半日は無視できるのですが、即座に反応しなければいけないアドレスがあるような人は、Gmail から IFTTT 経由で Pushover 通知を送るという手段もあります。

Gmail pushover

こうしたダイレクトルートを作っておけば、Pushover の通知だけを許可しておくか、アプリアイコンのバッジによってなにか反応すべきものが届いているということがわかります。

あくまで保険ですが、心理的な効果は結構大きいものがあります。

Pebbleで割り込みの衝撃を和らげる

Pebble

逆説的ではあるのですが、ウェラブルデバイスの Pebble をずっと愛用していて、ここで通知を受け取るのはかならずしも時間の浪費に直結しない場合があることに最近気づいています。

iPhone 経由で Pebble が通知を受け取るとブルッと瞬間的に振動して通知を表示するのですが、どういうわけか Pebble の場合は通知を一瞥して、すぐに作業に復帰できることが多いのです。

一つの理由として、Pebble に届いた通知は、Pebble から直接反応することができないというのがあるようです。メールにしても、SNSの通知にしても、別の端末を開かないと通知の先のアクションをとることができないので、そこがハードルになっていて、思ったほど時間を失いません。

1秒をとりかえす

通知が多すぎて生産性が落ちているなどというのは典型的な笑うべき “First World Problem” 「恵まれた人の愚痴」であるのはたしかなのですが、そうはいってもこの、すべてがつながっている世界においてメールや通知の数が膨大になっているのも事実です。

正月前後は世間的にも通知が少なくなる時期でもありますので、これを機会に1秒ずつ時間をとりもどすための設定をしておくと、1年を通してそれらの1秒が何時間も取り返すことにつながるかもしれません。

さて、問題は、イングレスのアプリからやってくるポータルの攻撃の通知を切るかどうかです…。


著者について

堀 E. 正岳

「人生を変える小さな習慣」をテーマとしたブログ、Lifehacking.jp 管理人として、仕事術、ライフハック、テクノロジー、文具、ソーシャルメディアなどについて執筆中。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、ライフ×メモ 、Climate+を運営しています。

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