iOS 8のExtension機能で6秒動画アプリVineが数倍便利に

Twitterの6秒動画を撮影してシェアするVineは、ちょうどよい短さで出来事を発信するのに最適です。6秒、しかもタップするたびにコマを追加することができるのでストップモーションアニメなどの物語を作るのに向いているのです。

しかしVineで一番不便なのが、ちょうどその6秒を撮影していなければいけない点です。よくあるのが、たとえば水族館でイルカがジャンプする瞬間をとらえようとVineで撮影していたらちょうど6秒が終わったところでジャンプ!残念!となってしまうパターンです。

アプリとしてのVineには一度も切り替えることなくということろが、このワークフローの秀逸なところ

VineはiPhoneのカメラで撮影した動画を取り込むこともできるので、まずは動画を撮影しておき、Vineでそれを開けばよいのですが、ワークフローとしてすこしギクシャクしていました。これがiOS 8のExtension機能でさらに便利になっています。

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新しいVine動画を作成するときに、最初からカメラのアプリから始め、動画を撮影します。撮影後に、共有ボタンを使用すると、ここにVineを加える事ができます。最初はVineが見えないと思いますので、「その他」から追加しましょう。

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「その他」をタップすると、Vineを加える事ができますので、ここをオンにしてから戻るとVineのボタンが表示されています。

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ここからVineを開くと、どの6秒かを選択し、正方形の部分をクロップしてから直接共有することができます。アプリとしてのVineには一度も切り替えることなくということろが、このワークフローの秀逸なところです。こうなると、1. 動画を撮影、2. 共有をタップ、3. vineにシェア、4. すぐにカメラに戻るという具合に、カメラから移動することなくどんどんとシェアし続けることができます。

こちらの動画はHyperlapseでタイムラプス撮影をして、それをカメラロールに出してからVineに送信しています。こうした複合技も使えるようになったのがすばらしい。

iOS 8の登場で、どんどんとExtensionに対応しているアプリが増えていますので、ときにはこの「その他」の部分に注目して、これまでできなかったワークフローが実現していないかチェックしておくとよいでしょう。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。