Evernoteプレミアムの月間アップロード容量を追加できるように:月間最大5GB、年間25GB
ScanSnapを使って身の回りの書類を次々に電子化して、Evernoteのなかに調子よく一掃していたと思ったらいきなりぶつかる壁、それが「アップロード上限」です。
Evernoteプレミアム会員は1GBのアップロード上限がありますが、たくさんのPDFやファイルを入れているとあっという間に達してしまいます。これまで、この壁を乗り越えるには:
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同期されないローカルノートブックを作ってそこに仮にPDFやファイルをいれる
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次の月になったらそこから同期ノートブックに移行
という面倒なことをしていましたが、当然その分次の月の容量は食われてしまうわけで根本的な解決になりませんでした。
こうした制限を超える容量の追加購入機能が、プレミアムユーザーに登場しました。### 月間最大5GB、年間最大25GB
ウェブ版のEvernoteにサインインすると、上のメニューバーにアップロード容量の追加ボタンが登場しています。
しくみとしては、1GBあたり450円の容量を月に5GBまで購入できます。年間の追加上限は25GBということになっていますので、こうした4GBの追加を6ヶ月あまりできるという理解でいいのかな?
使い方には若干の注意も必要!Evernoteアップロード容量を巡る誤解
年間25GBでもDropboxに比べたら少ないといった意見も耳にしますが、これにはちょっと誤解があります。
Evernote自体は、いくらデータをいれてもよい、無制限のストレージです。ただし、月間のアップロード容量に上限があるわけです。なので、年間12GB+25GB=37GBとしたら、数年でDropbox 100GBを越えることだって可能です。
こうした「アップロード容量」という形をとっているのは、Evernoteが記憶のサービスだからです。わたしたちは「脳の中に3TBの空きがあるので、これだけ記憶をストアするぞ」という利用方法をするのではなく、常に新しい記憶を蓄積しています。この容量がプレミアムだと1GBで、今回の追加容量はその月限りの記憶力のブースターだと思ってください。
**「その月限り」という点も注意が必要です。**たとえば月のサイクルの終わりにちょっと容量が足りないので1GB追加したなら、サイクルが終わりきる前にそれを使い切らないと次の月はまた元の1GBアップロード容量に戻ります。
Evernoteの容量が次のサイクルに入る日はカレンダーの末日ではなくて、その人がEvernoteにサインアップした日によって違うので、残り何日かはユーザー側で把握しないといけません。
今月は大量に入れるぞ!ということがあらかじめわかっているなら、早めに追加購入しておいて無駄なく使いたいものですね。