iPhoneで人生のあらゆる瞬間を「記録」に変えるためのアプリ12選
「56、57、58…」
私にはちょっと変な趣味があって、いろいろなものの数を数えます。それこそ毎日上る階段の段数や、「ありがとう」と口にする回数、コーヒーを飲んだ回数と種類、一日に撮影した写真の枚数などです。
「情報ダイエット仕事術 」でも書いたのですが、回数を数えて何かの進歩をモニターするのは非常に楽です。
写真をもっと撮りたい? 「もっと」というのは年間10000枚くらいでしょうか? それなら、一日に平均で 27 枚撮影しなければ達成できません。このように、抽象的な「こうしたい」という考えを数字に置き換えてみて、行動を繰り返すという方法をとるわけです。
また、単純に思い出や思い出したい記録のためにこうしたログを取ることもよくあります。ライフログ、というのか、データマニアというのが当たっているかもしれません。
そこでデータの記録が鍵となるのですが、それにはやはりiPhone アプリを使うのが便利です。そのトップ12アプリを整理して一つのフォルダにいれてみましたのでご紹介したいと思います。必ずしもこのアプリでないといけないというわけではないので、ご参考までに。
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モレスキンに書き付ける思い出を補完するかたちで、写真は雄弁に「いま」を保存してくれます。今日も、娘が転んで初めてつくった擦り傷の写真をとって、一つのデータポイントとしたところです。Instagram はアートな写真をとるために使いがちですが、日常に一つのコンテキストを与えて共有するのには実に手軽なサービスです。
[ foursquare
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場所も一つのデータポイントです。面倒ですので、たいていの日は目的地でチェックインをするだけですが、一年分の「目的地」をみるだけでも面白いことになります。
[ Daytum
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「なにを」「何回」やったのか、を記録するという非常に簡単なサービス、Daytum の iPhone アプリです。Daytum は使いこなせばコーヒーを飲んだ回数を「ブラック」「ミルク」「カプチーノ」といった細分化をするとともに総計を知るなどといったことができるようになります。
[ Timenote
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先日紹介した Timenote は時間のスライスを記録していくアプリです。これも水を漏らさない記録を目指すよりは、いくつかの主要カテゴリのログをとるだけで十分です。
[ FastEver
価格: ¥170
[ FastEver Snap
価格: ¥170
なにも考えずに Evernote にクリップするなら、FastEver と FastEver Snap を私は使っています。逆にEvernoteアプリの方はリッチテキストの編集のために利用することが多くなっています。
[ RunKeeper
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[ WiScale
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健康を気にした数字集めもしています。走った距離やペース、地図を自動的に保存する RunKeeperと、無線LANに対応したWiFi Body Scale WBS01 に乗ったときの情報を自動でうけとるWiScaleがメインです。これ以外の、腹筋・腕立て伏せの回数は Daytum に記録するようにしています。
[ Daily Deeds
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なかには回数ではなく「続いているかどうか」をチェックする必要がある改善点もあります。そうしたときに Daily Deeds を使えば、毎日繰り返す必要のある行動をチェックできるのです。
[ miil
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こちらは先日公開された、「食」の Instagram ともいうべきサービス。撮影した写真に直感的な修正を加えて、サービス上に保存したり、ツイッターに食べた店の情報などを共有できます。
[ MoneyTron - おこづかい帳
価格: ¥170
会計アプリと言えば、「Zaim」なども利用したいのですが、現在は開いて数秒で入力が終わることが絶対条件と考えているので、当面は MoneyTron を利用しています。クリックホイールのようなUIで、一瞬でカテゴリ分けをして入力できるのがいいですね。
[ ブクログ
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こちらも意見が分かれるところです。メディアマーカーを利用することも多少はあるのですが、何かの理由でブクログを使っています。ここでも大事なのは本を記録しておく「通過点」が必ず用意してあることというわけです。
いかがでしょう。駆け足でしたが、記録に使うことが多いアプリを選んでみました。実際には、この全てを使ってログをとっているという人は少ないと思いますので、みなさんの優先順位にしたがって取捨選択でデータをあつめてゆくのがよいでしょう。