大幅に高速化して新機能満載の Evernote 新ウェブ版を試してみよう

(updated : 2011/03/30)
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Evernote の機能には満足していますが、一つだけわがままを言うことができるならクライアントの速度を10倍に上げてほしいというものがあります。

外部の記憶というからには、閲覧から検索までが思考とタイピングと同じスピードで実行できなければできません。残念ながら現時点で Mac OS X クライアントもWindowsクライアントもそこまでの速度はもっていません。

そこでもう一度見直したいのがもうひとつのEvernote、ウェブ版のページです。今回、大幅なアップデートが加えられてまるで Mac OS X のクライアントのような UI に仕様が変更されました。

ちょっと Mac OS X クライアントが重すぎるという人には、案外ウェブ版の方が利用勝手がよいかもしれません。

Evernote web new8

新ウェブ版で追加された新機能

最初から作り直されたウェブ版Evernoteでは最近のさまざまな進化に対応していると同時に、次のステップにむけた準備も盛り込まれています。

ノートブック・スタックへの対応

New web interface

新ウェブ版では当然、ノートブック・スタックに対応しています。まるでローカルのクライアントのように、ノートブックをドラッグしてスタックに追加することも可能です。

スタックから削除する場合はメニューの「スタックから削除」を利用すればスタックの外にノートブックは移動します。

これでスタックに対応していないメジャーなクライアントは iPhone だけでしょうか…。早くの対応を期待しています。

サマリービュー

iPhone / Androidで見慣れた、ノートの画像の一部を表示して中身を見やすくするサマリービューもウェブ版に導入されました。これで直感的にノートが探しやすくなります。

New web client snippet

検索窓から直接「保存された検索」にアクセス

なにげに便利で多くの人に使ってもらいたいのがこの機能。検索窓をクリックすると、すぐに「保存された検索」にアクセスすることができます。保存された検索の数がノートへの速度を決めますので、この際、保存された検索を見直してみてはいかがでしょうか?

New web client saved search

編集中のオートセーブ機能

New web client autosave

いくらデスクトップのクライアントに近くなったとはいえ、やはりウェブクライアントは編集をアップロードしない限り編集結果が反映されないなど、ウェブアプリらしい部分を持っています。

そこでそうした部分を意識しながら編集するかどうかをユーザーの側で選ぶことが、「自動保存」のスイッチでできるようになりました。

自動保存がオンになっていると編集中に自動的にノートが保存されていきます。このスイッチをオフにしている場合は、「変更を保存」のボタンを明示的に押さなくては編集結果が保存されません。

新しくなった共有機能

Evernote が去年からずっと大幅なアップデートを続けているのが、ノートの共有機能です。もともとソーシャルな機能が少ないことで知られるEvernoteですが、より多くのユーザーを集めるにつれてユーザー間のデータのやりとりが重要になっています。

今回のアップデートでは、従来のようにノートブック単位で共有する機能に追加して、ノート単位での共有、あるいは Facebook を通した共有の機能が追加されています。

Evernote web fb2

ノートの共有はいつでもボタン一つで解除することが可能ですので、次にメールでなにかファイルを転送しようと思った際に、もし相手が Evenote ユーザーであることを知っているなら、この共有ボタンを思い出してみてください。

ソーシャルな Evernote への予感?

今回のアップデートは、ずっと他のクライアントに対して遅れをとっていたウェブ版への大規模なテコ入れですが、と同時にEvernoteの今後の方向性を示している面もあります。

つまりこれまで CEO の Phil 自身によって「アンチ・ソーシャル・サービス」と形容されてきた Evernote が、ユーザーベースの成長にともなって、コラボレーションツールとしての面も強化する前触れのような気がするのです。

これまで個人の記憶のストレージとして利用されてきた Evenote ですが、今後共有される記憶や作業場所としての役割もになっていくのかもしれません。

なお、今回のウェブ版はまだ完成されたものでないことに注意が必要です。属性情報での検索や、ノート履歴機能、添付ファイル、保存された検索の作成などといった一部の機能はまだ実装されていません。

それでも日常の利用ではこちらが速度がはやいので、すでにウェブ版を愛用しつつあります。

ぜひ使ってみてください!

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