人生の調律をしてくれる iPhone アプリ6選

タイマーのなかで仕事していますか?

ふだんから何がしかのタスクを時間にあわせて実行するためにいろいろなタイマーアプリを iPhone 上で利用していますし、すでにどのような時間の使い方をしたのかを可視化するという目的でも iPhone のアプリを利用します。

時間は放っておけばただ流れるだけですので、意識できない時間の流れに棹差すこうしたアプリは非常に重宝します。

ここでは普段私が利用することの多い6種類のアプリを紹介して、新春の習慣化特集の締めくくりとしたいと思います。よーい、どん!

簡単なマルチタイマー、Due

以前も紹介したシンプルでエレガントなタイマーアプリ、Dueですが、その後開発者の方からのお誘いでベータ番なども利用させていただき、すっかり日常に定着しました。

Due の魅力は、ここで説明するよりもすばやくリマインダを設定したりタイマーを設定できる手軽さです。設定したリマインダを 10分後・1時間後・1日後にすぐにずらしたり、利用したリマインダを再利用することができる点も使いやすく設計されています。日本語化もされましたので、デフォルトの時計のリマインダで満足できない人の、まず最初の選択肢になりそうです。

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25分単位で仕事を管理する Pomodoro

ポモドーロ手法は、25分の間まったく脇目もふらず作業を行い、その後5分の休息をしてから次の25分に入るという、タイマーをペースメーカーのように利用する仕事術です。

しかし単に25分のタイマーを使うだけなら Due でもデフォルトの時計アプリでもよいのですが、Pomodoro の場合は作業を ToDo のように管理して、過去の Pomodoro も閲覧可能にしてくれるのが良い点です。

このブログ記事も2回のポモドーロで執筆しています。

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定時にリマインダを表示する Habitimer

薬を飲む時間といったように、かならず何時何分に実行しなければいけないアクションがたくさんある場合は Due での管理は面倒になります。そこで利用できるのが Habitmer です。

このアプリを利用すると、一日が 15 分おきに刻まれた大きなスケジュール画面が表示され、好きな時間にリマインダを設定することができるようになります。設定したリマインダをすべて15分前後にずらしたり、一時間前後にずらすといった操作も可能になります。

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手続きとタイマーを一体化した Routine

たとえば運動をする場合のように、「ウォーミングアップをする」「腕立て伏せをする」「腹筋をする」といったアクションが一連の流れになっている場合は、この全体を一つのルーチンとして管理したくなります。

Routine はそうした作業の部分部分のタイマーと、全体のタイマーが組み合わさったもので、手続き的な作業に効果を発揮します。

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「連続何日やったか?」を記録する Streaks

なにかを習慣化したい場合、「連続で何日できたか?」を手軽に記録できると継続に弾みがつきます。Streaks はカレンダーにタップするだけで「連続日数」と「最大連続日数」を計算してくれるので、最大連続日数を伸ばすべく努力してもいいですし、最大日数に対する現在の連続日数をみて「あと少しがんばろう」と自分に言い聞かせるのに使えます。

複数のカレンダーにも対応していますので、いくつかの活動を同時に管理するときにも利用できます。

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最後に実行してからの時間を計測する、LifeTimer

最後に本を読み終わったり、旅行にいってから何日がたったのか調べたくなることがよくあります。

日数や時間はひとつの目安で、たとえば本を年間100冊読むことを目標としている人なら、最後に読了した日から4日以内に次の本を読了しなければなかなか目標は達成できないというように、実践している目標に対する進捗を数値化することでとらえやすくしているわけですね。

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タイマーを人生のペースメーカーにする

このように用途に応じて様々なタイマーやチェックリストがありますが、これをすべて利用するというよりは、いま一番必要としているアプリを利用して人生の調律をおこなっているといった方がよい使い方をしています。

そろそろ新年も三日目に入りますが、新しい年にむけての新しい行動様式を手に入れるために、こうしたアプリも活用していだだければと思います。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。