[Lifehacking Diary] San Francisco, here I come!

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今週末から国際会議でサンフランシスコに1週間行ってきます。S.F. に行くのは実に20年ぶり。たくさんのハッカーがいるあこがれの街でもあるのでとても楽しみですが、ちょっとだけ残念な点もあります。それは今回、アメリカのライフハック界の誰とも会う予定を作れなかったことです。

今回は行動をとるのが遅すぎたのが主な敗因なのですが、じゃあ、どうして行動が遅かったかというと「会いたい人に会う勇気がなかった」というのが本音かもしれません。

でもワークスタイル・メモの徳力さんが先日 Biz.ID に寄稿していた「会ってみたい人にいつか会うための方法」を読んで、自分はつくづくブログというメディアを甘く見ていたと反省しました。それは以下のような点です。

ブログはアセット: 地味に Lifehacking.jp を続けてきたことをアセット(資産)ととらえて、「自分はこういうブログをやっている者ですが、お話してもいいですか?」とブログを自己紹介に使えば、相手にとっても話が早いということにもっと早く気づくべきでした。英語圏の人でも、lifehacking.jp のカテゴリーや、リンク先を見るだけで何について話題にしているのかはわかるはずです。これをもっと早い段階からやっておくことが必要でした。

拒絶は否定ではない: 当然の話なのですが、「会うのはちょっと…」と言われたとしても、それはタイミング、状況など、すべてがからんだ話であって「自分が否定されたから」ではないわけです。こうした、性格のシャイな部分は根絶したつもりでいたのですが、まだまだ甘かった。

自分の声に自信をもとう: 会ってみたい人に会う勇気がでないのは、たいてい自分を過小評価しているからだということを、もう一度思い起こさないといけませんでした。相手にぶつける熱意を自分でくじいているようでは、人を動かすことなど思いもよらない話です。

周囲にライフハックについて語り合う仲間がいるわけでもなく、ずっと一人でやっていたつもりでしたが、 Gihyo.jp の連載をさせていただいたり AMN に参加させていただいたりと、運の良いことに小さな輪は少しずつ広がっています。

こうした縁から、私も日々学んでいます。そして次に S.F. に行くときは、ちゃんとした海外レポートができるように万全の態勢を敷きたいと、一人勝手に心に誓っています。

というわけで来週は海外から記事を書くか、あらかじめ書いたものを自動投入してゆく予定です。時差の彼方から、思わぬ出会いや発見をお届けできれば幸いです。

では今日も、Happy Lifehacking!

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。