最後のライフハック本(1)「仕事が進むToDo管理」の章

これから1週間連続で、執筆が佳境に入っている「最後のライフハック本」プロジェクトの内容についてチラチラと紹介していこうと思います。第一回は、暫定第一章となっている、「Todo管理」の章についてです。

誤解されがちなのは、ToDo管理というのは、それ自体は本来は仕事それ自体とは関係のない行為だという点です。そんなひまがあれば仕事を片付けていればいいのですから、本当に仕事ができるひとはToDo管理などしないと言われることもあるくらいです。

ただ、それでは膨大な作業や、降り注ぐタスクを「根性でなんとかしなさい」と言うのも同然です。ストレスをなるべく軽減したい、根性を出したくない、できれば楽に効率を上げたい、重要なことを忘れたくない。そのためのテクニック群が、ToDo管理・タスク管理なのです。

ですから、習得するのが難しいタスク管理というのはどこか本末転倒ですし、タスク管理のシステムを維持するだけで膨大な作業が必要だというのは、手段が目的と入れ替わっているのです。

そこで、この章ではいまのところなるべく一枚の紙でできるタイプのToDoリストの書き方からスタートして、ここを読むだけでも日常のストレスが格段に減るという構成を目指しています。

ここでタスク管理が時間を投じるに値するという確信が得られたならば、次のステップであるGetting Things Done(GTD)的なタスク管理や、もっと長期的なプロジェクト管理の考え方に進んでいきます。

また、仕事はいまやほとんどがメールやメッセンジャーでやってくる時代です。メールを効率的に処理すること、メッセージの流れを制御するといったスキルは仕事における「素振り」といっていいくらいに重要になっているので、それについてもこの章で扱います。

この章では30から35の項目がじゅんびされていて、なつかしいDoingリストの話題から、過去のタスク管理の記事などからも話題を復活させて紹介しています。

もっとも、この章は次の2章「時間管理」と入れ替えるかどうか、まだ悩んでいるところです。時間の使い方から語り起こして時間の内容に進むべきなのか、いきなり仕事それ自体の話から始めるべきなのか、まだ決めかねています。

さて、ここでみなさんに質問があります。みなさんが普段使っているToDo管理・タスク管理のテクニックで、特にこれは重要だと思っているテクニックや習慣、こんなところに気をつけているといったtipsはありますか?

私一人ではなかなか頭が偏ってしまうと思いますので、ぜひアイデアを聞かせていただければ、この章のクオリティを上げるために参考にさせていただければと思います。

ちょっと質問があります。みなさんが普段ToDo管理・タスク管理で重要視しているテクニックやハックについてお聞かせください。ToDoの書き方、こんなアプリがある、こんなところに気をつけているといったことでもなんでもけっこうです #最後のライフハック本

— 堀 E. 正岳(ほりまさたけ) (@mehori) 2017年8月9日

こちらのツイートに返信する形で投稿していただくか、あるいはこのブログの連絡フォームから投稿していただくのでもけっこうです。

さて、明日は第2章についてです。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。