Zapierで複数ウェブサービスをまたいだ自動化が可能に
ウェブサービスとウェブサービスをつないで自動化するサービスというと、有名なのは IFTTT です。
しかし IFTTT よりもさらにマニアックで、細かい自動化を行うことができる Zapier というサービスがあって、特定のツイートを探して通知を送るなどといった作業は得意なので使っていました。
その Zapier から、有料プランのみとはいえ、ウェブサービスからウェブサービスへと多段階で結果をつないで自動化を行う機能が登場しています。
たとえば Typeform サービスでフォームの入力があったら、その結果を用いて box にフォルダを作成し、Mailchimp の購読者リストに名前を追加し、Todoist にタスクを追加するといった自動化が例として上げられています。
あるいは Todoist でタスクを完了すると Slack に書き込みをおこない、Toggl で時間計測をして結果を Evernote に格納、といったリニアに続く自動化を行うことも可能です。
自動化の鎖を作ってみる
試しにひとつの自動化の鎖をつくってみましょう。とりあえず Twitter、Evernoteが連携してありますので、なにがいいかと考えてみます。
まずは時間のトリガーを作ってみましょう。タイムゾーンを +9 「東京」にちゃんと設定してから、朝7時を選んでトリガーを設定します。
この時に、ツイッター上で「mehori」というユーザーを検索させてみます。エゴサーチですね。
この結果を Evernote の特定のノートに、ツイートへのリンクを保存する形でつなぎます。こちら、画像の縦横幅や、添付ファイルへのリンクなどといったものも含めて驚くほどたくさんのオプションがありますので、ありとあらゆる自動化を行うことが可能です。
完成したのがこちらです。朝7時のエゴサーチルーチンの完成です。
フィルター機能でさらにかゆいところに手の届く自動化を
Zapier のルーチンには、フィルターをかませて特定条件でしかトリガーが通過しないようにする機能もあります。たとえば日付の次に一つフィルターを作ってみましょう。
ここで編集を押します。
次に条件を狭めます。特定の曜日などといった条件を立てることができます。
IFTTTにできないことも、Zapierではできる
Zapier はインターフェースに荒削りな部分がありますが、対応しているサービスの数、受け渡しすることができるパラメータの数は IFTTT を凌駕しているといってもいい部分があります。
今回の多段階自動化の機能は、残念ながら有料プランのみで、20個を上限とした自動化を、月に3000回実行することができるようになるのに月15ドルがかかります。
ちょっと高いのですが、毎日手を動かさないと手に入らない情報や、作業を機械にやらせる金額としてはぎりぎり払えない額でもありません。
自動化大好きな人はこの機会に Zapier をチェックしてみてください。