新しいGoogle Mapsで地図の埋め込みが可能に

新しい、よりソーシャルに洗練されたGoogle Mapsが一般公開されてしばらくたちますが、なかなか使いづらい面があったのは、ウェブサイトなどに埋め込むことができないという制限があったためでした。

埋め込めないということは、地図を「ほら、これです」と紹介できないということなのですね。

しかしようやく、地図の埋め込み機能が追加され、世界中を紹介できるようになりました。また、この埋め込みには Google+ プロフィールも直結していますので、これまで以上の使い方がありそうです。### 新しい埋め込み機能を利用する

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地図の埋め込みは、画面右下の歯車アイコンから行います。

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あとはサイズを調整し、埋め込みコードを取得すればブログなどにそのまま貼り付けることができます。

注目したい新しいGoogle Mapsのルック&フィール

どうせですから、新しい埋め込みコードで、世界主要都市のGoogle Mapsをみてみましょう。

まずは東京。おなじみの地下鉄マークや線路の表示に加えて、高速道路がわかりやすく表示されています。一方で小さな路地は薄く表現されていますね。これを目に焼き付けて…

こんどはロンドンです。地下鉄のマークが変わって、鉄道の扱いが変わっているのにお気づきでしょうか。Google Mapsはその土地の人々の生活にとって一番重要な情報を優先して表現しようとしているのがわかりますね。

そしてニューヨーク。こうしてみると町の特色が見えてきますので、本当によくできているのがわかります。

マイマップの扱い

さて、今回の地図の埋め込みでもう一つ面白いのはマイマップの扱いです。たとえば私の近所の八景島シーパラダイスの地図を出してみると、埋め込まれたページ上で私にはこうみえています。

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中央の星印は、私が自分のマイマップにお気に入りとして登録しているという表示です。しかしみなさんが八景島シーパラダイスを登録していない限り、そしてGoogleアカウントでログインしていないかぎり、この印は見えないはずです。

つまり、たとえ他の人のブログやウェブサイトで地図をみたとしても、Google Mapsにログインしているなら自分のマイマップの印がみえるというわけです。もちろん自分のプライベートの情報が他人のウェブサイトに渡されているわけではありません。

つまりGoogle Mapsにログインしている限り、どこのサイトでみたとしても自分の地図である、というのが特徴なのです。もちろん、これらのマイマップを一般公開するなどして表示するという方法もあります。

マイマップはいつも行く場所を登録すればするほどGoogle Mapsが便利になりますので、ぜひ使ってみてください。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。