美しく高速なRSSリーダー、Reeder 2 OSX版のベータテストが開始
iOS ではすでに定番となった RSS リーダーアプリ、Reeder 2 の OSX 版のベータテストが始まっています。
もともと Reeder は高速な Google Reader 対応アプリとしてこの OSX 版から始まり、iOS 版があとで開発されたのですが、Google Reader 終了に伴いアップデートには膨大な作業がかかるため、これまで iOS 版だけが先にリリースされていました。
しかし長く待った甲斐はあります。OSX 版 Reeder 2 は非常に高速で、自然に使えるアプリとしてすでにこれまで使っていた Readkit を置き換えられそうな仕上がりとなっています。### 瞬速でフィードを閲覧できる自然な速さ
まず Reeder を立ち上げると、主だった RSS サービスを登録するアカウントパネルが登場します。
Feedly を使っている人が多いと思いますが、実は私は Feedbin のアカウントを複数使い分けていますので、Feedbin の複数アカウントに対応しているのは助かりました。
Reeder の特徴といえば、ボタンひとつで瞬時に共有できる操作性の良さですが、まだ現時点ではツイッター、Facebookなど、いくつかのサービスが対応しているだけです。Buffer、Bufferはまだか! Evernoteも! Pocketは、スター経由だからいいか。
リンクコピーがあるのは、なにげに便利です。みている記事のリンクをショートカットですばやく取得できます。
フィードを開いた様子がこちら。RSS サービスのアカウントごとに、3-4 パネル方式でフィードと記事が整理されて表示されます。
閲覧時には j/k ですばやく記事から記事へ、n/p でフィードからフィードへと飛び移って、どんどんと読みこなし、s でスターをつけるなどの操作ができます。
Readkitも速いのですが、Reederのスピード度感は、さすがに違います。RSSフィードの情報を大量に消費しているとき、一つあたりの記事のタイトルをチェックするスピードが0.3秒ほどになることもあるのですが、一瞬のフェードとともに次の記事がしっかりと目にはいる、しかも場所がずれたりすることがないので目の焦点を合わせたままで疲れない、タイトル部分がハイライトしていて見やすい、画像はタイトルの一瞬後に表示されるけれどもこれが遅すぎない、など、バランスがとてもよくとれています。
フィードの編集機能はまだ存在しませんので、RSS フィードをドラッグして整理するといった昨日は未実装です。ここは Readkit に一日の長があります。
こちらが 3 パネルから 2パネルに縮小した様子。記事を開くと、ウィンドウ全体に記事が表示されてすばやく記事から記事へと読み進められます。
まとめ
OSX版 Reeder 2 は、期待通りの速さ、美しいデザインで、今後の仕上がりがとても期待されます。一方、使っていたらショートカットが急にきかなくなったり、まだ対応サービスが少ないなどの不満点はありますが、もちろんそこはベータ版だからで、積極的にテストの様子を送ることで改善してゆくことでしょう。
iOS版の機能の多彩さを考えると、今後 OSX 版がそこに追いつき、さらに追い越すのは間違いありません。Readkit にあるようなスマートフォルダはなくてはならない機能となりつつありますので、Reederにもぜひ対応してほしいところ。
今日から本気で使える RSS アプリ、Reeder 2 for OSX、ぜひテストしてみてください。