あなたは時間を無駄にしていないか? 無意味な効率化をさけるために使える早見表
ライフハックだとか効率化は麻薬のようなものです。私も自動化が楽しすぎて、自動化するためにあてる時間がついつい長くなってしまう傾向があります。
このブログでも何度か紹介している愛すべき棒人間漫画ブログ xkcd で、あるルーティンタスクを効率化するためにあてることができる時間をわかりやすい表にしたエントリがありました。### 表の読み方と注意点
表は英語で書いてありますが、読み方はいたって単純です。右方向が、一日に何回そのタスクを実行するかという軸になっており、縦方向が効率化によって1回あたりに節約する時間です。
つまり、一日に一回、5年間おこなうタスクから30秒をそぎ落とすために使うことができる投資時間は12時間(表は多少誤差を単純化して計算しているので正確には15時間)ということになります。
逆に、1週間に一度しかおこなわないタスクを効率化する際にそれがたったの5秒程度しか時間をそぎ落としていないなら、それに21分以上使っていたら損をしているという計算になります。
ただし!この表は注意して読む必要があります。
boing boingの記事でも指摘されているように、この表は:
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5年の間に効率化の手法やツールの整備にあてられる時間などは入れていない
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あえて不効率な方法を選ぶことで得られる偶然の発見や、過度の自動化でうまれる損害といったものは度外視している
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「まとまった時間」は非常に価値が高いので、木っ端時間でできる30秒程度の細かいタスクを25秒にするために時間を割り当てるのはコストが高い
という側面があります。また、効率化しなければいけないことの多くはそもそもやらなければよいという究極の削除のしかたも要検討です。
そういったところを加味すると、この表の数字を半分にするくらいでちょうどいいのではないでしょうか?
一番の旨味があるのはやはり1時間/日、6時間/週といった巨大なタスクの手数を減らすところや、一日50回のタスクを5秒削減するといった回数の多い部分です。
前者はブログの執筆方法や、プレゼンの作成といった時間のかかるタスク、後者はメールの整理、日本語入力の最適化などといっていいでしょう。
効率化ばかりで本来の仕事を忘れてしまうまえに、はっと気づくきっっかけになればと思います。
via How much time should you spend automating a routine task? | Boing Boing
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