Evernote日本語化3周年記念イベントでなにかが起きる?

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日本語化のサービス開始からもう3年が経つのですね。ということでEvernote Japanが3周年記念ミートアップの開催を告知しています。

くわしくは告知記事の方をご覧頂きたいのですが、この3周年という節目で次の進展にはいろいろと期待がもてます。### What’s Next for Evernote?

この3年でEvernoteはクラウド上のメモサービスとして定番の位置を完全に固めたとおもいます。

一時は Google のようなビッグネームが参入して消えてしまうのではないかと危惧したこともあるのですが、時はEvernoteに味方してその心配も少し遠ざかった気がします。それもこれもEvernoteのあのすさまじいスピード感があってのことだと畏怖をもって今までみてきました。

その一方で「じゃあ、これからEvernoteはどうなるの?」ということが気になる段階に入り始めているともいえます。

だいたいの話題も一巡してブログでEvernoteが新鮮さをもって扱われることも少なくなってきました。それだけ定番化したということですが、それは陳腐化という危機でもあります。

だからこそもうそろそろ、Evernoteからはこのポジションを手にしたからこそ踏み出すことができる新しい取り組みが誕生するのではないかという期待感があります。Evernote Businessなども、その真価はまだまだみえていませんし、なによりあのPhilがいまの成功に安住してスピードを緩めるとは考えがたい。

たとえばEvernoteをよりユビキタスにアクセスできるサービスにするのもいいでしょうし、Evernoteタブレットのような端末方面を開発するということもありえます(主に教育といった特定領域向け)。

あるいはすべては私の妄想かもしれませんが、それでもいい。そんな楽しい想像を広げるためにもぜひイベントに行ける方は足を運んでみてください。

Lifehacking.jpでは過去にEvernoteの未来について妄想するエントリをさまざま書いていますが、今回は私は以下を復習してからいきたいと思います。

Evernoteを単に情報整理ツールだと思っていると数年後に後悔するかもしれない理由

Evernote がもっている、Googleをも凌ぐアドバンテージ

私の記憶はあなたの記憶。Evernoteの進化がもたらす驚きべき未来

決して失いたくない「日常の断片」をEvernoteに記録する

象は羽ばたけるか。Evernoteの未来への漠然とした不安と期待

象の背中についた二枚の翼。Evernote Trunk Conferenceで記憶のプラットホームの未来をみた

本当にいろいろ書いていますね(笑)。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。