健康モニターFitbitにハマってしまう15+α の理由
しばらく前に服に装着する健康モニター Fitbit について書きましたが、それ以来少しずつですが効果が出てきていていい感じです。
Fitbitと似たような製品はそれこそいろいろあるのですが、Fitbitには他にない手軽さと、ゲーム感覚の楽しさがあります。ちょっとだれてきたころになって「おめでとう、累積で250km歩いたよ!」、あるいは「これまでに階段を500階分登ったよ!」といった通知がくるので、なんとなくまた引き寄せられてしまうのです。いやあ、これはハマる。
というところに、Louis Grayさんが「Fitbitにハマっている人にありがちな15のこと」という記事を書いていて、持っている人には「なるほどなるほど」と大いに頷いてしまう内容でした。読んでいただくと、Fitbit がどんなものなのかわかると思います。 2. なるべく遠いところまで歩いて行くようになる。会議をセッティングする場合でも、自分のところではなく相手の部屋にしたりする。何でって?その方が歩数を稼げるから!
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階段を使わずにエレベータを使う人に軽蔑のまなざしを送る(最上階にいく場合でも)
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ある距離を歩く場合にもっとも歩数を稼げる歩き方を意識している
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パートナーが呼びかけていても眠っているふりをする。Fitbitの睡眠ログを乱したくないし、きっと新しい記録を立てられそうだから
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Foursquare が Fitbit バッジを 6/1 にやめるときいて 5/31 はバッジをもらえる最後のチャンスにかけて街を放浪していた
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Fitbitのフレンド申請は相手の平均歩数をきいて、勝てると思った場合にのみOKする
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距離の単位が何キロ、ではなくて歩数でいえる
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Fitbitで何階上ったかを確認したいけれども、ちゃんとカウントしてほしいので最上階までは我慢している
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歩数を稼ぐために歩く健康器具の購入を真剣に検討している
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ログが更新される真夜中前にふだんの平均値にちょっとだけ足りないことに気づいてキッチンで足踏みしている
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Fitbitをもっている友人同士で同じ距離を歩いて歩数を比較して論じ合っている
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体重を0.1kg、体脂肪0.1%の単位で覚えていて、明日の数値も同程度の精度で予測できる
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目標にあわせてFitbitのゴールを設定するか、Fitbitのゴールに合わせて日常を営んだ方がいいのか思索にふける
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ブラウザに F といれると Facebook ではなくて Fitbit と補完される
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Fitbitを装着せずに歩く一歩一歩がうとましい
大の大人が歩数と階段の階数を稼ぐためにあの手この手を使っている本末転倒ぶりがほほえましいのですが、Fitbit はとてもゲーミフィケーションがうまいのですね。
たとえば毎日の歩数だけでなくて、積算の見せ方がうまい。今週私は積算で何万歩、積算で何キロカロリーを消費していてといった具合に大きな数字を見せられるとちょっと気分がよくなります。
そこに、「5000歩バッジ」「10000歩バッジ」といった毎日の目標を達成すると得られるバッジがあって、過去に何十回クリアしたかといった数値が具体的にでてきます。
考えてみると、身につけているだけでこれだけの行動を促してしまう Fitbit の仕組みはいろいろな習慣化にも応用できそうです。仕事モニターとか、禁煙モニターとかをこれで作ってみたら面白いのでしょうか。なんとなく嫌な気も…。
Fitbitはまだ日本では並行輸入品しかありませんが、興味のある人は amazon などから手に入ります。
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