本家 Google Maps の道案内に「徒歩」が加わる

Google Maps Adds Walking Directions | Lifehacker

まだ本家 Google Maps の話ですが、これはぜひ日本版にも加えてほしい機能です。

道順検索を行った場合いままでだと車での移動が念頭にありましたが、ここに「徒歩」が選べるようになりました。普通は車と同じ道順ですが、湾を渡る場合などはフェリーを使いますし、一方通行の道を逆走するなど、車には不可能で人には可能な道順を割り出してくれています。

試しにニューヨークからサンフランシスコまで徒歩で歩いた場合の道順がこの図になります。薄いですが、東海岸と西海岸を青い線が結んでいます。

walking1.jpg

これを拡大したのが下の図です。ちゃんとフェリーを使って湾をわたっています。ロッキー山脈を越えるときも、車しか許されない Interstate 高速道路ではなく、トレッキングルートを検索しています。

walking2.jpg

左側にはちゃんとどの道で曲がるかがリスト表示されていますが、このあたりはすべての道に名前があるアメリカならではの機能です。ごていねいに「なじみのない場所を歩くときは注意すること」と警告文付きです。

日本だとこうした機能は有料で NAVITIME が提供してくれていますが、Google が今後日本でも展開するか注目です。

検索によると、この東西横断ルートは 3206 マイルで、休みなしに歩き続けたとして 43 日と15時間かかるそうです。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。