「ウェブ上の第2の脳」、Evernote がすべてのユーザーに公開へ
長らく開発が進められていました Evernote が、いまだベータではあるものの、全てのユーザーにむけてパブリックになりました。今まで利用するのには invite が必要でしたが、誰でも登録できるようになっています。それと同時に有料サービスのサービスも発表されました。
無料のサービスなら月に 40MB の転送が可能ですが、月 $5 ,年間 $45 の有料サービスでは月間 500MB の転送が可能になります。
転送量の目安はクライアントソフトのメニューバーに(けっこう目立つように)表示されるようになりました。テキストをサーバーとシンクロさせている分にはほとんど問題ありませんが、画像が多くなり始めるとけっこうすぐに使い切りそうです。
有料サービスでは画像からテキストを OCR してくれるサービスも優先して行なってくれます。まだ日本語は判別してくれませんが、ちょっとした英語のメモや、メニューなどをデータ化してみる分には使えるのではないでしょうか。
個人的には Evernote よりも Yojimbo の方が操作性は便利だと思っているのですが、Evernote の最も良い点はウェブ上とデスクトップでほとんど同じ操作感が実現されている点です。
しかし開発のスピードは明らかに Evernote の方が早く、iPhone 対応にむけた開発や、Windows, Mac OS X, Windows mobile のプラットフォームに対応しているという幅の広さから考えても、今後は Evernote を中心にウェブクリッピングを行なった方がいいのではないかと悩んでいるところです。