バーチャル秘書 Sandy から返事がありました!
「I want Sandy, メールに cc: するだけのバーチャル秘書」で紹介した、メールで使うバーチャル秘書サービスのベータテストの返事がやっと来ました。
I want Sandy はメールで cc をすることによって、自動的にスケジュール管理や、備忘録を作ってくれるサービスです。前に記事を書いたときには詳細の機能がまだ公開されていなかったのですが、今回やっと何ができるのかがわかってきました。
I want Sandy の使い方
Sandy に対しては、本物の秘書と同じようにメールで指示を出すことが出来ます。たとえばメールの件名や本文に:
remember I’m parked in B3
という文章があると、“remember” がマジックワードになって、その次にやってくる内容を Sandy は記憶してくれます。たとえばリマインダを設定したいのだったら、
remind me to move my car in 15 minutes
とメールを送れば、“remind” と “in 15 minutes” がマジックワードになって、15分後に「車を動かしなさい」というメールがやってきます。
指示するタスクや、スケジュールには「タグ」をつけることも可能です。たとえば電話関連の用事にはすべて @phone というタグを付けているとして、
remind me to call Hazel tomorrow @phone
というメールを Sandy に送れば、@phone 関連のタスクの一覧表にリマインダを追加してくれます。現在どんなリマインダやスケジュールを入れているかを一覧表にしてメールしてもらうには、“lookup @trip” などと Sandy に指示をすればよいことになっています。
また、ちょっと面白い機能として、コンタクトや予定らしいものを送った場合には自動的にそれを vCard や iCalendar 形式にして添付ファイルで返信してくれるようです。
今後への期待
「明日の6時から会議」といったメールが届いたときに、そのメールを秘書に転送する感覚で cc すればスケジュールが埋まっていくのはなかなか楽しいです。
ただ、Sandy とのやりとりがメールだけなので、やたらとメールが多くなってしまうのが便利なのか不便なのかわからないです。Twitter やチャットから Sandy に指示が出せるように機能を追加してほしいところ。
期待していた Google Calendar などとの連携がないのも残念でした。スケジュールを Sandy に cc すると iCalendar 形式の添付ファイルがついたメールが送られてきますので、それを GCal に入れればよいという事らしいですが、自動にはほど遠いですね。
でもまだベータ版ですし、こうした自然言語をつかったツールは今後増えてゆくはずですので、Sandy の今後の発展には個人的に注目しています。
いずれこうしたツールが、バーチャルアシスタントのように私たちの仕事を支えてくれるようになると面白そうですね。