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時間管理 習慣形成

著名な作家・作曲家の毎日の時間の使い方から考える理想の一日



著名な小説家や芸術家は、どのようにその創造的な時間と日常の仕事とを区別して、毎日の24時間をどのように管理して暮らしているのでしょうか。

ひとの時間の使い方はあくまでその人の性格と環境に適合したものですから、それをそのまま真似することは不可能です。しかしそれでも、睡眠と創造的時間と食事などの時間をならべてみると、おおよその傾向がみえてきます。

Mason Curray 氏の著書 “Daily Routines” に収集された数多くの著名人の一日の習慣に基いて、そうした一日の断面を描き出したインフォグラフィックが Podio のサイトから提供されていて彼らの習慣が一目で見えてきます。

果たして著名なアーティストに共通する秘密はあるのでしょうか?


Want to develop a better work routine? Discover how some of the world’s greatest minds organized their days.
Click image to see the interactive version (via Podio).

このインタラクティブ・グラフィックは、上部のところでそれぞれ「睡眠」「創造的仕事」といった部分をクリックすることで、時間の使い方別に見ることができます。表全体はおそらく起床時間の遅さで順列にしてあります。

いきなり、あまり参考にならないのがいわゆる「創造的仕事」以外になにかの仕事をしているひとはほとんどいないという点です。カフカが唯一、保険局での仕事をこなしてから、深夜まで執筆をしていて親近感がわいてきますが、そんな彼も午後2時には仕事が終わり、その後夜更かしで足りない分の睡眠をとってから夜に臨んでいますから、彼もあまり現代人的ではありませんね。

午前に偏った創造的時間と、睡眠の管理

ここに紹介されているのは、ミルトン、バルザック、ディケンズなどといった作家やモーツァルトやストラウスといった作曲家が中心ですので、そうした人にとって「創造的時間」というのはすなわち仕事であることは念頭においてグラフを読む必要があります。

すると一つの傾向として見えてくるのは、睡眠の直後になるべく本質的仕事が来るように配置している人が多いという点です。

社交の形式が違ったというせいもありますが、多くのひとが夕方から夜にかけては家族や食事や遊興の時間にあてられていて、そこからゆっくりとした睡眠ののちにまた次の仕事がやってきます。

睡眠が長めなのも目立ちます。多くの人が6-8時間を確保していて、そうしたクオリティの高い睡眠のあとに創造的仕事をもってきているのがわかります。

忙しい現代人にとっての切り札は

このグラフはもちろん、これらの著名人の人生のある瞬間における日常の様子を描き出しているものですので、常にこのように暮らしていたわけではない可能性もあります。しかし一定の傾向はこれに似たものだったことでしょう。

このグラフをみていると、これらの作家や作曲家に敬意を評しつつも、むしろすごいと思うのは、現代のひとの時間の使い方であったりします。

日中は最低でも8時間の労働をこなして、その後さまざまな雑用や家庭の時間を確保したうえで、さらに夜間に読書や、副業をこなしているひとだって大勢います。そうした人は、もちろん十分な睡眠のあとでそうした活動をしているとは限らず、集中力の貯金を使い果たしながら毎日を過ごしているといっていいでしょう。

routine2.jpg

それでもこのグラフが参考になる部分があるとしたら、それは起床後に創造的な時間をはさんでから仕事をする、あるいは短時間でいいので睡眠を確保してから創造的作業にのぞむなど、集中力の管理をおこなうことが鍵だという点です。

そして、6時間以下の睡眠でクオリティの高い仕事を維持することは、ハードウェアとしての人間には不可能なのだということを踏まえて、どこかでより眠ることによってよりその後の成果を伸ばすという、バランスを意識することも重要でしょう。

バルザックなどはそれが一番特徴的で、夕方の6時から夜半すぎまで眠ったかとおもうと、その後、途中休みをはさみつつ午後までを熱狂的に仕事にあてています。こんな働き方のひと、いますか?

私はこのなかで誰かというならば、フロイトの生活スタイルか、カフカのそれが一番似ているかもしれません。みなさんも、自分の理想をこのなかから探してみてください。

(今日やったこと)

明日からの研究会に向けた準備に忙しいので、ブログの作業はお休みです。

(明日の記事)

おそらく、数ヶ月前から試しているガジェットについて、ようやくレビュー記事をのせることが可能なはずです。まさかのあの会社から、あんなカメラですよ。


著者について

堀 正岳

「人生を変える小さな習慣」をテーマとしたブログ、Lifehacking.jp 管理人として、仕事術、ライフハック、テクノロジー、文具、ソーシャルメディアなどについて執筆中。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、ライフ×メモ 、Climate+を運営しています。

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管理人: 堀 E. 正岳(めほり)

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「人生を変える小さな習慣」をテーマとしたブログ、Lifehacking.jp 管理人として、仕事術、ライフハック、テクノロジー、文具、ソーシャルメディアなどについて執筆中。

2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote コミュニティリーダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、ライフ×メモClimate+を運営しています。気候学者、理学博士、英語ネイティブ。

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