最大の生産性のために3つのパソコンを同時に使う話
なにをバカな、といわれそうなのですが、実は自分も振り返ってみるとそうしていたと気づいたことがあります。
先日の「ライフハックLiveshow」第144回で、ゲストに来てくださったブロガーで、ポッドキャスターのdrikin(@drikin)さんが、最も効率を高める作業の環境として複数のパソコン、あるいは端末を同時に使うという話になって、ぜいたくなようでいてこれが自然なことだと思ったのです。
非常識なようでいて、わりとみんなしている、複数端末の同時使用のメリットについてかいつまんで紹介しましょう。### 複数の端末の同時使用
Liveshowのなかで最初は「3つも同時に使うの!?」と反応して、すぐに「それもそうか」と思ったのが、きっとよくある次の構成です。
メインのデスクトップがあり、移動で使うノートパソコンがあり、その横でiPhone やiPadのような端末を利用しているというパターンです。
これは主な仕事と、周辺の雑用と、それをこなしている間にiPhone で見ている動画や音楽といった使い分けになるのでしょう。
せっかくWindowsだろうと、OS Xだろうと、マルチデスクトップがあるのだからそれを使えばいいのにと思われるかもしれませんが、やはり主にやっている仕事が重いタスクの場合、パソコンのリソースが二分、三分されるのは損なことがあります。
どうせ持ち歩くノートパソコンで、メールやカレンダーやタスク管理といったものを立ち上げておく分には手間が減って良いわけです。
しかし話題のなかで登場したもっともエッジの効いた3つの端末の場合はこのようになります。主力の端末、サブの端末、そしてOSが違う第三の端末です。
ここでLiveshowの中でも話題になって面白かったのが以下の点です。
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OSの機能はだいぶ収束してきたので、以前ほどWindowsとOS Xでできることに違いがあるわけではないし、OSをまたいで作業するコストはそれほど高くない
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それでも、二つにはそれぞれのOSで最も先進的な部分で違いがあるので、それを適材適所で使い込むためにOSの違う端末を同時に使う
という話です。この「それぞれのOSで最も得意な部分」を利用するためにというところがまさに自分がやっていたことでもあったのでした。
実は自分もいまMicrosoft Surface Pro 3を利用し始めていて、最初にOS Xとのあいだの垣根をとりはらうためにDropbox、1Password、Evernote、といったアプリを導入し、キーボードショートカットの調整をおこなったら、切り替えに戸惑うことはなくなりました。
あとは論文執筆のための環境をSurface側で整えれば、OSの違いをほとんど意識せずに作業を進められるようになりそうです。
変なことのようでいて、案外だれもがやっている複数端末の同時使用。みなさんの構成ではどんな感じですか?