最新のEvernote本「Evernote基本&活用ワザ完全ガイド」が刊行されます
世界で初めてのEvernote本からもう五年、「Evernoteオールインワンガイド」からそろそろ二年、満を持して最新のEvernote本が出ます。
著者はいつもの三人、ネタフルのコグレマサトさん(@kogure)、みたいもん!のいしたにまさきさん、そして私。そしてEvernote本を作らせたら右にでるものなしのインプレス編集部のチームがまた結集しました。
「またEvernote本?」と思われるかもしれませんが、今回はかなり成熟してきたEvernote周辺の風景を取り込んでの全面書き下ろしの一冊になります。
だってこう思うからです。「Evernoteって、使いやすくなったよね」と。### 使いやすくなったよね、Evernote
前作の「Evernoteオールインワンガイド」では、幅広く展開したサードパーティのアプリ、連携するサービスなどをとにかく全部盛りで紹介することを目指していました。一冊で使い方から、その先まで、というわけです。
2年たって、Evernoteのアプリも連携も、減るどころかますます増えています。しかしその一方で、Evernoteの利用方法は成熟してきて、もはやアーリーアダプターの極端な使い方だけでない、広い利用がみられます。
最近、学会などでプレゼンのためにパソコンがつながれると、一瞬だけ写ったデスクトップにEvernoteのアイコンがみえることがほとんどです。Wordと同じくらい、普通に使われているんじゃないでしょうか?
電車でたまた目に入ったiPhoneの画面、Andriod端末の画面にEvernoteアプリが、しかも利用頻度の高い場所においてあることも珍しくありません。若い、ギーク的な話題とは距離をおいていそうな女の子がEvernoteを使っているのをみて、おおっ、と思うこともあります。
この背景はいくつか思いつきます。
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スマートフォンでメモを取る、情報を撮影して入れるという利用方法が当たり前になった
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クラウドの利用が浸透してきた。クラウドであることを意識することなく使うように。
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多くの人々の保存したいもの、記録したい情報量が飛躍的に増え、Evernoteを使うことが自然になった。
そして近年、Evernoteはめざましい機能追加よりも、すでに存在する機能を補強するアップデートに注力しています。ショートカットや、アラーム機能、ScanSnap Evernote Edition のようなワンボタン・ソリューションの機器や、PostIt のようなありふれた文具との連携は、よりEvernoteを努力せずとも使いやすくし、生活の中央に据える努力をしているわけです。
縁の下でも努力は続けられています。先日から続いているサーバーアップデートによる体感負荷の軽減は、特にファンファーレとともに告知されるものではありませんが、いつのまにかEvernoteが軽くなり、使いやすくなる性格のものです。
こうした変化があるからこそ、新しいEvernote本が必要になったわけです。
最新の、最も親しみのあるEvernote本を目指して
今回の本は、Evernote本体の機能をじっくりと、さまざまな利用方法とともに解説するという方法をとっています。アプリや連携サービスは最も代表的なものを選んで解説することで、それ以外のものは想像がつくようにしてあります。
むしろ、生活のなかでEvernoteがどこに入り込むのか、どう使うとメリットがあるのかという解説を中心にして、努力して「使いこなそう!」などを力まなくても自然に使えているようにしたいという狙いがあります。
著者の三人も実際、長年Evernoteを使ってきて結局はシンプルで、自分の仕事に寄り添った使い方に収束してきたことを本のなかには盛り込んでいます。
新機能もおさえていますので、Evernoteをすでに使っている人はもちろん、これから家族に紹介したいという人向けにもおすすめの内容となっているわけです。
発売は4/25。これからも数回紹介しようと思いますが、書店でみかけた際はぜひ手にとってみてください!
できるポケット Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイドposted with amazlet at 14.03.28コグレマサト いしたにまさき 堀 正岳 できるシリーズ編集部
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