2012年の年間レビュー (3) 目標をたてずに目標をクリアしてゆく

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Goals

未来にむけて「目標を立て」てそれを「実現」してゆくというのはあまりに当たり前に受け入れられている考え方ですが、そこには大きな仮定が一つあります。

自分のほしいものや、行きたい場所があらかじめすべてわかっているという仮定です。そして自分のほしいものがすべてわかっているというのは一見正しそうに思えるのですが、これほどつまらないこともありません。

すべての目標がクリアできたとして…だから? 人生にはもう少し偶然と冒険が入っていたほうが面白いのです。

そうした目標のない目標の立て方を紹介している Zen Habits のゼロ・ゴールの考え方を紹介して、来年の総まとめとしたいと思います。

未来が人質にとられる

「3−5年後にこうなりたい!」こうした目標を立てて、1年計画、半年計画、1ヶ月計画へとブレイクダウンしてゆこうという話は多くの本でみる考え方です。

これはある程度まではうまくゆくのですが、ロケットを作るときのように各部の成果が全体に必ず貢献する場合にのみ効果的ともいえます。

しかし「5年後に有名人になりたい」という微笑ましい目標をたてた人の場合、どのようにブレイクダウンすればいいのでしょう? いま実行するどんなアクションが目標を実現してくれるのかわかりません。

この例は極端ですが、あまりに多くの目標がこのように具体的に未来につながることがないまま、未来を人質にして今を縛り付ける傾向にあります。

Zen Habits のゼロ・ゴール

Zen Habits の Leo はこれに対して1ヶ月の目標も1年の目標もたてない、ゼロ・ゴールの考え方を提唱しています。私は2年前の WDS でこの話題を彼から直接聞くことができました。

ハードルを用意して自分でそれを飛び越えるよりも、常に自分が情熱を感じている仕事に全力を投下できる毎日をつくろう、とLeoはいいます。「毎日情熱をかたむけていることが、自然にさまざまなことを達成させてくれるし、さらに偶然いろいろな場所に連れていってくれるんだ」。

この「偶然」というところがこの考え方の魅力です。情熱をもってブログを書いていたり、趣味や仕事に打ち込んでいるうちに、その情熱が思ってもみなかった場所やステージへの扉を開いてくれるのです。それはあらかじめ「目標」として設定していたのでは決して発想できなかった場所でもあるのです。

現実には、多くの人はブレイクダウン式の目標設定と、この情熱に先導してもらう方法の両方をとりいれることで多くのメリットを得られるでしょう。

情熱をもって取り組んでも結果がすぐに見えてこない活動(ブログなどはそうですね)については一定の目標を設定して、自分が進歩しているかどうかのバロメーターにするといったようにです。

私の2013年の「目標」

上のような話を念頭において、私が以前もそしていまも一番情熱をもって続けられているのは「ブログと執筆」です。なにより言葉を書くことが好きだということがありますし、書くことがさまざまに新しい出来事との出会いを生み出してくれたからです。

この私なりの「ゼロ・ゴール」と組み合わせる形で、2013年は次のいくつかを意識しておこうと思っています。

一冊の本を読む:

Book

きっと2013年もたくさんの本を読むとは思いますが、もはや僕は「何冊読もう」などとは考えません。それが100冊だろうと、500冊だろうと、1000冊だろうと大した違いはないからです。

しかし、いまいちど自分の人生や考え方を根底から変えてくれる1冊に出会いたい。その1冊を求めてこれまでにない本の探し方ができればいいなと思います。2013年はその一冊が読めれば十分なのです。でもその一冊に出会うためには、きっとそれなりに読まないといけないことでしょう。

一冊の本を書く:

Pencils

いま一番書きたいと思っているテーマについて時間をかけて執筆をしているところですが、これに適切な時間をかけて仕上げることができれば嬉しいです。

幸いなことにいまは KDP のような仕組みもあり、出版社のスケージュールで出すべき本と、そうでない本の2トラックを作れますので、風は個人の文章書きにとって有利に流れているといっていいでしょう。

一つの冒険をする

World

一番の楽しみは予想外のところからやってきます。

これまでもひょんなことから船舶免許をとってみたり、何が得られるのかわからずにポートランドに飛んだりといったことから大きな転機が生まれました。

来年も何が起こるかわからないことに首を率先して突っ込むことで面白いことがやってくるのを見逃すことがないようにしたいと思います。

みなさんも2013年にむけて様々な計画や目標を考えている時期かとおもいますが、何かの参考になれば幸いです。

というわけで来年もこのブログは地味に続きますよ!

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