新しくなった Buffer Chrome 拡張機能でどこからでも時間差ツイート
Buffer はツイッターや、Facebookへの投稿を指定した時間に行うサービスです。
これだけの説明だとなんだか面白みが感じられないので、時間を飛び越えたソーシャルメディアの活用ができるといった方がいいかもしれません。
たとえば仕事をしている時間にツイッターに興じているわけにいかない人がほとんどだと思いますが、その時間帯が最も多くの人に情報を届けられるスイートスポットだったりします。
そこで Buffer を使えば情報を読む時間と、つぶやく時間をずらしておけます。流したい情報をあらかじめ装填しておけば、指定された時間に順次情報が配信されてゆくわけです。
この Buffer の Chrome 拡張機能が先日大幅にアップデートして、ツイッター本家からも、ウェブ中に存在するツイートボタンからも利用できるようになりました。### 本家ツイッターが数倍便利に
Buffer の Chrome 拡張がインストールされている状態でツイッターの本家ページを開くと、投稿欄に新しいボタンが見えます。
この Buffer のボタンを使えば、つぶやきをいま行うのではなくて、指定時間にむかってずらすことが可能になります。たとえば早朝や深夜に Buffer をいっぱいにしておいて、みんなが起きてニュースを確認しはじめる朝に10分おきに投稿といったこともできるわけです。
また、こちらは以前からありますが、他の人のツイートにも Buffer リンクが挿入されていますので、任意のつぶやきを Buffer 経由で RT することも可能です。これもとても便利。
そして今回のアップデートで、ブログやニュースサイトにはってある公式のツイートボタンについても Buffer ボタンが自動的に挿入されるようになりました。
つぶやこうとおもった瞬間に選択肢があるのは便利ですね。いちいち拡張機能のボタンを押すのを忘れてしまいがちなので、よい設計だと言えます。
Buffer ボタンを押すとちゃんとどのソーシャルメディアのどのアカウント・ページに投稿するかを選べますので、用途に応じて情報の時間差発信が楽になります。
Buffer の今後
実は先日、Buffer の開発者らが来日した際にお会いする機会がありました。
日本でのサービスの広げ方や、日本のユーザーの特徴についてお互いが知っていることを情報交換したのですが、面白かったのは Buffer の開発者自身が Buffer について「サービスとサービス、機会と機会をつなぐ接着剤のようなサービス」ととらえている点でした。
Remember The Milk、Dropbox、Evernote、Google Docsといったようにテーマ別のウェブサービスに「定番」があるいま、競合するサービスを作ってもあまり意味がありません。
Buffer はむしろ既存のサービスが取りこぼしている機会損失を拾うことで価値を生み出しているといえるのです。そのあたり、ifttt ととても似ていますねと言ったところ、開発者同士がちゃんとお知り合いでした(笑)。
Buffer はまだまだ磨きをかけることができるツールだと思いますので今後の成長に期待したいです。あと機能がもうすこし固定してきたら日本語化もちゃんと考えているようですよ!