Dropboxにファイルを追加すると自動でアクションを起こすDropbox Automator

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最近、こうしたウェブサービスの自動化が話題になることが多いですね。

Dropboxの特定のフォルダにファイルを追加すると、それが文書であるか、画像であるかによって特定のアクションを起こしてくれる Dropbox Automatorというサービスがありました。

たとえば文書ならPDF化したり、画像ならばサイズを変更したり、Flickrにアップロードしたりといったアクションを起こすことができます。Dropboxを使うとき、私たちはよくそれを別のことをするための「踏み台」に利用することが多いのですから、こうしたアクションの自動化は自然に感じられますね。

Dropbox Automator の設定

Dropboxアカウントでログインすると、「Choose a folder」という表示がありますので、フォルダを選択します。すると、以下のアクション設定画面が表示されます。

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文書だと、PDFへの変換、要約の自動作成(英語)、翻訳、テキストへの変換、Slideshareへのアップロード、署名のアクションがあります。

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画像の場合は、Facebook / Flickr へのアップロード、特定サイズへの縮小、回転、ウォーターマークの挿入、フィルタの適用、EXIFデータに基づいた地図の挿入などがあります。dislike スタンプを押す…というものがありますがこれは…?

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任意のファイルについて、メールする、圧縮する、暗号化するといったアクションを起こすこともできます。

実際にこれらのフォルダにファイルを追加すると、1、2分で処理が終わり、resultsというフォルダにアクションの結果のファイルが格納されます。

このあたりのドキュメントが不足していたり、話題になったiftttほどの柔軟性はありませんが、とりあえずは動作します。

ウェブサービスが非常に便利になり、データが増えるにつれて、このすべての機能を私たちが自分で操作するのは面倒になりはじめています。2012年は Flickr の整理や、Evernoteからのデータマイニングといったサービスも誕生する一年になるのではないでしょうか。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。