「iPad 情報整理術」、はじめます

ipad.jpeg

未明に起きている甲斐がありました。アップルから発表された iPad の情報を複数のニュースストリームで入手し、ツイッターと UStream を追うことでまるで会場の中にいるような感覚でキーノートを楽しむことができました。

iPad の詳細なスペックや機能は他の IT 系サイトがフォローしてくれるでしょうからそちらにまかせるとして、このブログの読者なら気になると思うのが「これで iPhone 情報整理術」で書いたことは変更があるのだろうか?」「iPad は人生を少しでも楽に・豊かに・便利にしてくれるのだろうか?」という点だと思います。

「iPad 情報整理術」の可能姓と問題点

iPhone情報整理術 のテーマは簡単に次にまとめられました。

  1. 可能な限りの情報を iPhone にのせよう(情報 100 倍のルール)

  2. 情報を小川に変えるための工夫が重要(情報の近道作りのルール)

iPad には iPhone OS が組み込まれていますので上記の2点はもちろん iPad でも実践可能です。しかし注目したいのは大きな画面サイズ・容量になったことでこれまで iPhone 上でみることを控えていたメディアも射程に収まってくることです。

ipad2.png

「裁断した本・書類を PDF 化して読む」のはさらに意味を増しますし、Evernote もこの上なら膨大な情報を表示できるので使いやすいでしょう。これまで iPhone で利用する気になれなかった図面、科学的な図表、細かいデータの一覧表などもこれで見ることができます。大きなキーボードを利用してブログや、本の原稿などをこれで執筆しているところも想像できます。

一方で問題点がないわけでもありません。iPad にはカメラがありませんので、日々やってくる情報をクラウドのなかにインプットしたいと思った場合、大きな制限があります。今の流れでは、iPad は基本的に情報を消費するためのガジェットになりかねない面があり、それならば無駄なテレビの視聴と同じように時間を浪費することにつながりかねません。

WiFi のみのモデルと、3G 追加モデルが存在することもユーザーの側に決断をせまります。単に値段という意味ではなく、**「自分はどの場所・時間を活性化したいのか」**ということを考える必要があるのです。すでに iPhone をもっていて、ホームで電車をまつ一瞬をメールチェックに利用している人が、さらに iPad をつかうことでどんなスキマを埋められるのか? これは自明ではないですね。

というわけで iPhone 情報整理術の原理は不変なまま、どのように iPad を生活に取り入れるかが問題となりそうです。

買うかどうかですって? もちろん出てくると同時に買いますとも! そして「iPad 情報整理術」の可能姓の地平を一刻も早く見てみたい、そんなわくわくした気持ちでいっぱいです。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。