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マインドマップに対してもっていた3つの決定的な誤解



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我流のマインドマップはもうやめようと思いました。

先週末は佐々木さんのマインドハック研究会に続き、mindmap.jp の伊藤さんによる「マインドマップ基礎講座」を受講していたのですが、連日の睡眠不足が吹っ飛ぶくらいに楽しく、発見続きのセミナーになりました。

いままで私はマインドマップについてきちんと原典にさかのぼらずに真似ている部分が多かったのですが、マインドマップの公認インストラクターである伊藤さんから直接その実践方法を手ほどきしてもらうのは目からうろこが落ちる体験となりました。

というのも、マインドマップについて自分がさまざまな誤解を抱いていたということがセミナーを通して明らかになったからです。

いくつもありますが、一番自分の頭のなかでカチッとなにかが嵌る気がした3つの誤解していた点についてまとめておきます。

舌足らずかもしれませんし、必ずしもマインドマップの理論からみて正確でないかもしれませんが、駆け出しの実践者が書いているものだとおもって読んで下さい。

誤解1: 描かれたマインドマップそのものに価値がある

いいえ。カメラマンに対してカメラがそうであるように、マインドマップは、ツールにすぎません。とはいえ、写真を撮るつもりならもっていなければ話が始まらないくらい基本的なツールです。

このことを伊藤さんは「マインドマップ自体が成果ではない」という言葉で表現されていました。マインドマップを通して得られた発想や、明らかになったことが重要なのであって、極端にいえば、明らかになったアイディアやアクションを実行に移せたなら、マップそれ自体は要らないわけです。

マップ自体に価値があると考えすぎていると「どうせ自分は絵心がないし」とか「自分のマップはいびつだからダメだ」といった本末転倒なことにつながるのではないかという気がします。

もちろんセミナー、読書、勉強の復習にもマップは使えるわけですから、場合によってマップの永続性は違っていてよいわけです。当たり前といえばあたりまえですが、なんだか思い込んでいました。

誤解2: マインドマップの枝は常に論理的に分岐しなければいけない

いいえ。マインドマップの一方の柱は構造化ですが、もう一方で重要なのは連想や着想なので、論理性がないからといってダメというわけではありません。

たとえば「魚」についてのマップを描いていたとして、「海の魚」「淡水魚」というブランチに平行して「マグロ」というブランチがあっても別に咎められはしません。あるいはこの人はマグロに詳しくて、特にセントラルイメージに近い場所にそれを置きたくなったのかもしれません。アナロジーによる連結なのですから、別に理由はなんでもいいのです。

この誤解も多分私の思い込みだったのですが、場合によっては論理的な一意性や分岐を無視して自由に派生させてもよいのだと聞いたことで、頭の中にあった卵から何かが孵りました。

もちろん、人に説明するときのマインドマップなどは論理的に分岐させた方が分かりやすかったりしますので、これも適宜という話なのですが、おもった以上に自由なものだという発見にちょっと興奮しました。

誤解3: マインドマップは即興性が優先されるので、約束事は適当でいい

いいえ。セミナー中何度も繰り返し注意されたのが、セントラルイメージに3色以上使う、ブランチはちゃんとセントラルイメージにつなげる、丁寧に色を塗る、中央から外に向かって字を小さくしてゆく、といった、いわゆる「約束事」でした。

「なんでえ、面倒くさいな」と思われるかもしれません。私も「頭の中のことをメモするんだから、デッサンのように即興で適当にやればいいんでしょう?」と思っていたのですが、思った以上にこの約束事に意味があるというのが、実際にセミナーで時間をかけて学ぶことで得られた成果でした。

これらの約束事はツールとしてのマインドマップの力を最大化するために設定されているものなので、気ままに破っているようでは落書きと変わらなくなってきます。

マインドマップそれ自体のルールが厳格であるのは、その上に乗せる思考自体は自由にする一方で、あとで眺めたときに「ブランチの太さ」「色」「文字の大きさ」といった視覚情報が常に同じ意味をもつようにするための仕掛けであるようです。

伊藤さんが注意して下さったのが、初心者こそ丁寧に、ゆっくりとマインドマップをルール通りに描いてみてこそ、着実な成長があるということでした。

マインドマップというルールに基づいた手法を使う以上、亜流から始めておけばいずれ本物にたどりつけるというものではなさそうだというのが、感じた印象です。

7時間という受講時間は長いように思えますが、非常に楽しかったのであっという間に過ぎ去りました。マインドマップについて耳学問で知っているつもりだった自分にも「なるほど、こうだったのか!」と理屈で把握できる点がたくさんありました。

上にも書いたとおり、マインドマップは「厳密な約束事に即して自由に描く」という側面を持っている以上、いつまでも我流でやるよりも、一度「本物」をガツンと覚えることで得られるメリットは大きいです。

決して安くはない本セミナーですが、その後ずっとマインドマップというメソッドに対して1つの視座が与えられることを考えると、その価値は十分にあるといえるでしょう。興味を持った方はぜひ、mindmap.jp から、セミナーに申し込んでみて下さい。

まとめ

このセミナーのもう一つ魅力的な点が手厚いアフターケアです。セミナー後に「ちゃんとマップをかいてますか?」とやんわりとメールをいただいて思わず画用紙とペンに手が伸びました(笑)。とりあえず現在の研究状況、そして書いている原稿をマインドマップにしてみて、効果を実感しているところです。

マインドマップの描き方や活用方法にいまいち自信がもてない、どのように始めたらよいのかわからないという方に、ぜひおすすめです。


著者について

堀 E. 正岳

「人生を変える小さな習慣」をテーマとしたブログ、Lifehacking.jp 管理人として、仕事術、ライフハック、テクノロジー、文具、ソーシャルメディアなどについて執筆中。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、ライフ×メモ 、Climate+を運営しています。

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