手書き書類を OmniGraffle でズルして作成する

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四月一日、新しい職場についた日に手渡されたのは十数種類にわたる書類の山でした。

住居届け、通勤届け、覚え書き、その他、その他…。多くは書類の元になった Word か Excel ファイルをダウンロードできないものでした。

もちろんこれらをすべて手書きで作成してもいいのですが、書き損じや、思い違いで書類を再度作成しなくてはいけなくなると嫌なので、最近は OmniGraffle をつかってちょっとズルをするのがクセになってしまいました。

それは以下の手順です。

  1. 書類を ScanSnap で読み込みます

  2. できあがった PDF を OmniGraffle のレイヤーに貼り付けます

  3. 印刷したときに正確に元の書類と同じサイズになるようにルーラーで調整

  4. 別レイヤーに記入事項をテキストで書き込み、○やチェックボックスも OmniGraffle で行ってしまう

  5. 印刷して提出

住所をかいたり、長い所属名を書いたりするのはおっくうですので、当然これらも TextExpander のなかに登録してあります。

すると書類を作成するのは手書きに比べて速く済みます。しかも書き間違えがあった場合のやり直しは一瞬で OK。

この手は、提出書類が普通のプリンター用の印字用紙に印刷してある場合に限られるのですが、ちょっと紙の質が違ったからといって今まで事務の方に書類の受け取りを断られたことは一度もありません

思えば最近のワークフローのなかでなにげに重要な位置をしめるようになった OmniGraffle ですが、こうしたちょっとしたことにもすぐに使えるのが魅力です。

シゴタノ! の連載でこの OmniGraffle をふくめた、普段使うことのできる画像処理ツールについて紹介していますので、こちらもどうぞ!

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。