「やり遂げる」人のマニフェスト

pebbles.jpg The Cult of Done Manifesto | Bre Pettis (via BoingBoing)

これは心に刻まないといけない!

Bre Pettis と Kio Stark という人が「Done」、つまり「やり遂げる」人のマニフェストなるものを書いているのを Boing Boing 経由で知りました。

行動して、失敗して、さらに行動して、常に何かを作り続けようとする。「準備してから完成品を作る」のではなく、最初から不完全であることを受け入れて、心に思い描いているイメージに向かって常ににじり寄っていく。仕事であれ、趣味であれ、何かを達成するにはこれしかないのではないでしょうか。

彼らのマニフェスト 13 ヶ条をえいやっと訳してみました。

  1. 物事には3つの状態がある:不明な状態か、アクションを起こしているか、完了しているか

  2. すべては「下書き」に過ぎないと受け入れる。そうしてこそ「やり遂げる」ことができる。

  3. 推敲などというものはない

  4. 自分のやっていることを理解しているふりをするのは、理解してやっていることに十分近い。だから理解している気になって、とにかくやること。

  5. **「先送り」を粉砕せよ。**アイディアを1週間以上抱えたままでいるなら、やめること。

  6. 何かを完了させるのが大事だから「やり遂げる」のではない。さらに他のことをやり遂げるためだ

  7. やり遂げたなら、それは放り出してかまわない

  8. **完璧主義を笑い飛ばすこと。**それはつまらないし、「やり遂げる」ことの妨げにしかならない

  9. 手を動かしていない人は最初から間違っている。自分で手を動かしてはじめて正しい見地に立てる

  10. **失敗も「やり遂げた」うちに入る。**だから失敗すること。

  11. 破壊は、「やり遂げる」ことの一面といっていい

  12. 何かアイディアがあって、それをネットに公表しただけなら、それは(何かを実際に作るのに比べて)何かを「やり遂げた」つもりになっているだけ

  13. 「やり遂げる」ことは、さらに「やり遂げる」ための動力だ

スター・ウォーズ「帝国の逆襲」に登場するジェダイ騎士の師匠、ヨーダの “Do, or do not. There is no try” 「やるか、やらぬかだ。『試してみる』などというものはない」という台詞を思い出しました。

最近「〜の準備をする」を言い訳にしていることが多かったので、これをきっかけに何を「やり遂げ」ているのかを意識の前面にもってきてみたいと思います。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。